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6,7年前からはじめたシリーズ。最初は3メートルくらいの長さの床置きの作品だった(近いうちに写真をアップします)。楕円宇宙という抽象的なイメージから出発してしだいに形を変え、2001年バージョンは繭玉に近くなった。

                              


                               


               

 ここ数年来取り組んでいる白磁の作品。つや消しの柔らかい質感が特徴。
きっかけはほんの思いつきで入れたテストピースから。出してみて驚いた。それまでこんな肌合いのやきものは見たことがなかった。焼き物を作っていると、ときどきこうしたプレゼントをもらう事がある。
 それ以来、土選びから土練り、成形、削り、釉掛け、焼成とすべての工程をこれまでとは変えた。
現在ほぼ完成に近づきつつあるが、それでも歩留まりは悪い。焼成の段階で3割程度か。
苦労は多いけれど、いいものが焼けた時には、今でも窯だしのあと我ながら感動してしまうことがある。

       

 これは今年に入ってはじめたシリーズ。古い中国のものによくある淡いベージュ色をしているが、これも広い意味で白磁と呼んでいいと思う。
 釉薬は簡単な灰釉の調合なのだが、これが意外とむずかしい。灰を10種類以上テストしてようやくここまできた。半年かかった。目指しているのは透明で光沢があり、しかも貫入がはいらないもの。今のところ完璧とまではいかないまでも、ほぼ満足できるレベルにはなったと思う。

                 

 20代のころ3ヶ月ほどインドを旅した事があって、その時に訪れたアジャンタ石窟寺院の岩をくりぬいて作った階段がずっと気になっていた。これはその時の記憶をもとに作っているシリーズ。中に小さなライトが入っているものもある。

                                       


                               


                       

陶器の作品の中から気に入っているものをいくつか。基本は「自分が使いたいと思うものを作る」という方針でやってきた。

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