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7日目

 本体アーチのレンガを2重に積み、レンガ作業は終了。このあとアーチの上に耐火モルタルとセメントがわずかに入っている砂を5センチほどの厚さで載せていく。なんとこれですべての作業が終了。わずか7日間で完成してしまった。
 内部の構造に比べると外観はちょっと硬い印象を受けるが、これが現代の職人の美学なのだろう。実際の性能がどんなものかが楽しみ。

2002/3/28





6日目

 燃焼室のアーチの上に窯本体のアーチをかける型枠が出来たところ。レンガの間に詰めるのは耐火モルタルという一種の粘土。セメントとは違い接着力がないのでアーチの重量がかかる足の部分のレンガの積み方には工夫がありそう。
 今日は昼過ぎに本焼き終了。これで今週は本焼き2回目。こちらもハードスケジュール。
 花冷えのする雨の中、桜が散りはじめた。かわって咲き始めたのが山吹。これも好きな花のひとつ。

2002/3/27





5日目

 燃焼室のアーチが完成。これが窯のエンジン部分だ。奥の四角い窓が薪の投入口。ここで燃えた炎が手前の焼成室に向けて吹き上がってくる。窯本体に比べると燃焼室が大きいように感じるが、まあ高性能エンジンを2基積んだ双発のプロペラ機といったところだろう。速そう。

2002/3/26





4日目

 床面までは古いレンガを使い、それから上は新しいレンガを積んである。見えているアーチはたきぐちの部分。ベニヤ板と木で型枠を作り、その上にアーチ用のテーパーのかかったレンガを仮積みしているところ。焼成室のアーチはこの上にまた直角に乗る事になる。
 それにしても仕事が速い。設計図もなくどんどん積み上げられていく。プロの頭の中にはレンガ1丁分の長さを基準としたプランがもうすっかり出来上がっているのだろう。

2002/3/25





3日目

 夜になって現場へ行ったらすでに床面ができていた。早い。中央のベニヤ板の下には炎道への抜け穴ができている。手前と奥の2ヵ所のたきぐちのロストルも見える。
 今日は来客があったので久しぶりに大掃除をした。しかしとても全部は手が回らず、お粗末なところを見られてしまった。
 目の前のゴミがなくなると急に家の中が寒くなった気がする。でもこれから夏に向けてこの体制を何とか維持せねば。
 今夜からまた本焼き。

2002/3/24





2日目

 耐火煉瓦を5段ほど積んでこの状態。これは実際にはまだ窯の床下部分。右下が煙突の方向。煙突は以前のものをそのまま使う。中央の2本の溝は炎道。左下と右上の部分2箇所がたきぐちになる。
 窯の床下部分は普段めったに見る事ができないが、ここが実は最も重要なところ。プロの技をしっかりと見ておきたい。

2002/3/23





土台

 はじめにコンクリートの土台を作る。丸く見えているのは取り壊した丸窯の土台。今回は角窯になるのでコンクリートを足す。赤い糸が四隅に下りているがここが外壁の角。これを目安に煉瓦を積んでいく。
 今日はここまで。帰りに山北町を通ったら、雨の夜に桜が満開だった。JR山北線の線路沿いに延々と桜が植えられていて今が満開。ライトアップされていたので傘をさして歩いてきた。山北は桜の町なのだ。
 家に帰ってからは素焼き。忙しいことになってきた。

2002/3/22





 先日焼いた薪窯を取り壊すことになった。これはオーナーであるS先生の判断。
 丸窯の三方焚きという板谷波山の窯を小さくしたようなデザインだが、設計・製作は益子?のT氏。残念ながらこれまで一度も気持のいい窯焼きができなかった。
 明日からは瀬戸の窯つき師が来て新しい窯を築くことになっている。今月中には完成予定なので、その間、製作過程をできるだけ詳しくレポートします。乞うご期待。


2002/3/21





ぐいのみ

 先日の薪窯で焼いたものだが、家に持ち帰ってよく見たらこれもまあいいかァと思えてきた。
 小さな湯のみくらいの大きさがあるのでどっしりとして手にもよくなじむ。飲み口の厚ぼったいのはまだ改良の余地があるが、これはこれで真冬の寒い時期などにはむしろホッとできていいかもしれない。焼酎のお湯割りにもいいかも。
 久しぶりに陶器らしい陶器が焼けたような気がする。

2002/3/18





窯出し

 朝から窯出し。結果は予想通り。というか予想以上のものはなかったというべきか。出てくるのはいつもどおりの自分のつたないかたち。だいたい窯に頼ろうなんて考えるところが甘い。
 焼きあがりの器の写真を載せようと思っていたのだが予定変更。窯の内部がよほど面白いのでこちらにした。これは半球形(ドーム形)の窯の天井部分。これまで10回近く焼いているのでそろそろいい色になってきている。

2002/3/16





倒炎

 穴窯が炎の自然な流れにそった窯だとすると、倒炎式の窯は人間の技術で炎をねじ伏せて焼く窯だといえる。おおまかな構造を書くと、たきぐちで燃える火は一旦窯の天井までのぼり、そこからまっさかさまに下に落ち、窯の床下を通って外の煙突へと導かれる。
 この写真は先日の薪窯の煙突から出ている炎。グニャグニャと曲げられいじめ抜かれているため、昨日の焚き火の炎と比べると羊のようにおとなしい。

2002/3/15





火炎

 一日中寝たり起きたりのぐうたら半病人生活。へちまくらぶの中の馬渕公介さんのエッセーを拾い読みしていたら、縄文土器について書かれているものがあったので、こちらもつられて一枚。
 これは焚き火の炎だが瞬間に生成する造形が見事。動き。透明感。光。熱。実体が在るようで無い、無いようで在るエネルギーのすがた。いつまでも見入っていたくなる。
 縄文が火ならば弥生は水か。もの作りにとってはどちらも魅力だが現在の私の指向はどうやら水に向かっているようだ。
 そういえば今日はお水取りの最終日。火と水が出会う儀式。

2002/3/14





 今回の薪窯は風邪の熱のため朦朧としたうちに終わった。あまり役に立てず、皆さんにご迷惑をおかけしてしまった。申し訳ない。
 温度計では1205度までしか上がらなかったが色見はほぼ良好。上下の温度差もない。これはかなり期待できそうだ。
 髪の毛からつま先まで全身煙にいぶされてスモーク状態。家に着いて風呂に入りやっと一息。そのまま熟睡。

2002/3/13





窯詰め

 朝から窯詰め。今回はS先生をはじめ、全部で4人の作品が入っている。積み方は棚ではなくさや鉢を重ねていく。棚積みに比べると窯詰めは早く、昼過ぎには終了。
 昨夜から寝てないので家に帰ったらそのまま就寝。深夜起き出してかますの干物を焼き、やっと一杯やっているところ。ホッと一息。

2002/3/9





 来週薪窯を焚くので今日はそのための釉掛け。簡単に終わるはずがいろいろ遊んでいるうちにまた夜が明けてしまった。今回は茶碗にまで雲を入れてみた。余裕があると思うとつい余計なことまでしてしまう。焼き上がりがどうなる事か。
 これから風呂に入り、すぐに山に運んで窯詰めの予定。

2002/3/8





素焼き

 今夜から素焼き。窯詰めしてみたら以外に量が多く、全部出してもう一度詰め直してしまった。それでも入りきれないものがあったがしかたがない。また次回。たっぷり詰めたので時間はいつもより多く15時間くらいかけるつもり。今夜も徹夜になりそう。
 雑記帳(BBS)のタイトルのロゴをやっと入れる事が出来た。2日かかった。苦労のわりには色のバランスがいまいちだが、とりあえずは一安心。
 ご訪問お待ちしておりますゥ。

2002/3/6





茶碗

 今日は茶碗の削り。ロクロで一番楽しいのが茶碗づくり。だが底の削りはちょっと難しい。出来、不出来はほとんど削りで決まるといっていい。今日は久しぶりに面白い削りができた。
 3月に入って急に身の回りが忙しくなってきた。仕事のことやら宴会やら。今から思えば2月はやはり冬眠の時期だったか。うかうかしていられない、そろそろ起き出さねば。もう春なのだ。

2002/3/3





ぐいのみ

 ざくざくとした赤土を使ってぐいのみを挽いてみた。久しぶりの陶土は面白い。湯呑みより少し小さめでたっぷりとした形。化粧土を掛けて白く焼き上げるつもり。
 アクセスカウンターが21世紀に入ってしまったので(ありがたい)そろそろ掲示板(BBS)を作ろうと思っております。近日中に工事します。

2002/3/1





今日のロクロ

 25センチくらいの鉢を挽いた。底を丸く削り5本の足を付けて、ちょうどUFOが着陸したような形(見たことはないけど)にするつもり。
 カードリーダーの不調はUSBのコネクターに原因があったようで、何回か出し入れしているとたまに読みこめる時がある。なんともガタピシだなあ。これからが思いやられるゼィ。

2002/2/26





ゆらり

 冬よ来い。などと書いたら本当に寒くなってしまった。こんな日は削り仕事が向いている。
 これは前にも作った底の丸い器。前回のものに納得がいかなかったので作り直してみた。少し厚めにしたらだいぶ形がしっかりしてきた。ゆらゆらゆれるので「ゆらりの器」とでも呼ぶことにする。

2002/2/10





 箱書きは苦手。どうも緊張してしまっていけない。きちんと作られた桐箱を自分のきたない字で汚してしまうのかと思うと気がひけるのだ。こうして白木の箱を前にするといつも迷ってしまう。
 結局最後には開き直って書いてしまうのだけれど、やはり後悔することのほうが多い。でもそれが自分の姿。いまさらじたばたしてもしかたがない。ありのままをさらけ出してやっていくしかありませぬ。

2002/2/7





玉石

 朝から雨。気圧が低いと何となく元気も出ない。こんな日は単純作業が向いている。
 というわけで今日はミルの中に入れる玉石を作った。素材は磁器土。使っていくとどんどん削れて、次第に小さくなっていく。
 そういえば学生時代に似たような作品を作り、グループ展に出品したことがあった。
 焼き物作りは地球の営みに似ている。マグマが冷えて岩になり、それが風化して土になって地中深く沈みこみ再びマグマとなる。そうした何万年、何億年とかかるサイクルを短時間のうちにやってしまうのが焼き物だ。
 焼き物で石ころを作ることで、そんな地球のサイクルをささやかながら表現したつもりだった。古い話。
 またネズミ発見。困った。

2002/2/5





ミル

 釉を作るにはポットミルを使う。種類によって1時間で終わるものもあれば6時間回すものもあり、最も長いものでは1日かけるものもある。今週は釉作り週間に決めて、ミルをまわし続けることにする。

2002/2/4





土練り

 今日は一日土練り。機械を使うのだが動きが遅いのでけっこう時間がかかってしまう。これは半磁器土。真空土練機を使う。ちなみに陶土は普通の土練機。磁器土はすべて手で練っている。
 夕方、車のタイヤをスタッドレスに替えた。今年はまだ雪景色を見ていないのだ。雪の奥入瀬、信州の温泉さらには冬の奈良にも行ってみたい。パスポートも作った事だし、これで国内でも国外でもいつでも脱出の準備は出来た。さて、あとは先立つものが必要だがこれが一番の悩み。

2002/2/1





土作り

 このところ少し落ち着いてきたので、土作りをはじめた。
 これは数年前に愛知県の山へ行き自分で掘ってきたもの。鉄分が多くしかも粒子が粗いので単味では使えないが、他の土と適度に混ぜ合わせれば野性的な面白い土になる。
 これからさらに細かく砕き、水にといてドロドロにする。それを素焼きの鉢に取り分け、適度に水分を飛ばして出来あがり。

2002/1/24





震災

 20世紀の世紀末は、日本においては阪神淡路の大震災とサリン事件に集約されるだろう。(もちろんその前奏としてバブルの狂奏曲もあるが)
 あの日あちこちから火の手が上がる神戸の映像を見ながら、自分の意識が確実に変わっていくのを感じた。
 私たちの生は奇跡の連続。安全などというものは幻想に過ぎない。この国の財政からして綱渡り。飲み水は雨に頼っている。ちょっとしたミスが重なれば原発で何が起きるかわからない。
 あれから7年。街の外観は復興できても精神のケアは遅れていると思う。神戸で起きたサカキバラ事件や小学校での殺傷事件は震災と無関係ではないだろう。
 この写真は1995年の作品「星の記憶」の中心部分。窯の中で爆発してバラバラになったものを、破片を丹念に拾い集め、数日かけて修復した。破片をクズとして捨ててしまうのではなく、一つ一つつなぎ合わせていく過程で、何か救われるものがあった。
 昨日のねずみが今日はぱったりと姿を見せない。近所の野良猫にでも見つかったのかもしれない。ねずみですら命がけの毎日を送っているのだ。

2002/1/16





焼き直し

 前回の本焼きで釉が乗らなかったものをもう一度焼き直してみた。色が少し濃くなった気はするが、まずまずうまくいった。これは香合。
 冷蔵庫の後ろで何やらがさごそ音がすると思ったらねずみだった。親指くらいのかわいいねずみだったが、ここで温情は禁物。何とか退散してもらわねば。猫がいないとこんなことになる。
 10年近く飼っていた相棒猫の「リク」が亡くなったのは一昨年の秋。いい猫だったので今でもよく思い出す。新しい猫を飼おうかと思うときもあるが、まだ踏みきれないでいる。

2002/1/15





初日

 今回の会場は半分がバーで半分がギャラリーという複雑なところ。でも面白い。世の中に単純な場所などはないのだから。矛盾を受け止めてそれを今後のエネルギーに変えていけばよい。
 帰りはどしゃぶり。雨の夜の運転は神経を使う。家に着いて風呂に入ったらたちまち眠くなってしまった。

2002/1/7





エアーコンプレッサー

 釉掛けは時間がかかる。だいたい予想の3倍くらいかかると思っていたほうがよさそうだ。細かい作業が多いのであっという間に時間が過ぎてしまう。今回は終わったのが夜の9時。
 エアーコンプレッサーは釉掛けの大きな味方。使い始めたらもう手放せない。今日も大活躍してくれた。

2002/1/4





釉掛け

 またウイルスメールを開けてしまった。今回はかなり巧妙で、こちらから出したメールへの返信の形をとっていた。しかしいろいろと対策を立てていたせいか、今のところ実害はない模様。でも油断は出来ない。
 そんなことで釉掛けが遅れてしまい、またまた朝になってしまった。おそくとも昼前には火を入れたいのだが、このぶんではどうなる事やら。

2002/1/3





削り

 正月からよくはたらいている。一年を通してこの調子でやればすごいことになるのだろうが、根がナマケモノなのでそれは先ず無理。
 今日は香合の削り。磁器土は白く乾いてから削り出す。削り粉が宙に舞って、ロクロのまわりは煙に巻かれたようになる。

2002/1/1





アルベロベッロ

 最近花器を作ることが多くなった。その時々の気分で好きに作っているので、ひとつひとつ姿が違うし個性がある。
 こうして横から眺めていると、アルベロベッロの街の写真を連想してしまった。アルベロベッロはイタリア南部の街で家々の屋根が石を円錐形に積み上げて出来ている(らしい)。というのはまだ行ったことがないのだ。
 写真を見ながら、まるでおとぎの国のようなこの街をいつか訪ねてみたいと思っている。

2001/12/27





茶器

 睡眠不足で今日は一日ぼんやりしていた。これから窯焼きが続くので不規則な生活になる。体調に気をつけて乗りきらねば。
 いつも中国茶を送ってくれる友人に送るため茶器を作った。この中に直接茶葉を入れ、お湯を注ぐ。飲むときはふたを少しずらし、そのあいだから飲む。初めて作るものなのでうまく飲めるかどうか心配だが、年内には焼き上げて送ってあげたい。

2001/12/26





 今日は雨。粘土が乾かなくて困る。仕事が進まない。もうあせりを通り越して、今や開き直りの気分だ。
 どうしていつもこうギリギリまでバタバタしてしまうのだろう。もう少し早くから計画的にやればいいのに。
 しかし土壇場まで追い詰められないと出てこないものもあるし、、、。もしかするとそれが本当の自分の表現かもしれない、などと面白がって見ているもう一人の自分もいたりして、、、。
 もはや自業自得。重症だ。

2001/12/21





タリバンカラー

 ひところテレビのニュースではタリバン幹部の会見が連日行われていたが、いつもそのファッションが気になっていた。白と黒。
 というのもここ数年、焼き物に使う色が白と黒だけになってきていたからだ。焼き物だけではない。版画も墨一色だし、写真もモノクロだけで撮っている。
 ワタシはタリバンか?
 上のビールグラスのような白と黒の配色は好きなのだが、するとこれなどはさしずめタリバンカラーとでも呼べるかもしれない。
 というわけで、アフガニスタンではタリバンは滅んだとしても、我が家ではまだ当分タリバンの時代が続くのだ、、、。ただし音楽だけはこっそり許してもらってますが。それと酒も少々。

2001/12/19





今日のロクロ

 ヘンナモノが面白い。昨日からヘンナモノばかり挽いている。安定感なく、ぐらぐらしてまっすぐ立ってくれない。器のようで器でない。でもやっぱり器の原型か、あるいは器の理想形のようなもの。
 ま、そのうち完成形をご覧に入れます。

2001/12/18





酒器

 酒を飲むのに徳利はどうも好きになれない。なにも毒が入っているわけでもないのに、中が見えないというのが先ず落ち着かない。それに一人酒を飲んでいるようで何となく侘びしくていけない。
 この片口形の酒器ならば、中に花びらの一枚も浮かべられるではないか。友、遠方から来なくても酒は楽しく飲みたいもの。
 白く焼き上げ、取っ手を付けて完成。楽しみ。楽しみ。

2001/12/17





何?

 何?と聞かれても返事に困る。底が丸いのでころころと動く。たまにこんな変なものも作りたくなってくる。
 今日は晩くまで仕事をしてちょっとバテ気味。日本酒が飲みたい。今夜の酒は「丹沢山」だ。そういえば日本酒のページもそろそろ手をつけねば。インド音楽のページは少しだけ出来てます。

2001/12/16





 粘土が届いた。今では日本中どこからでも土を取り寄せる事が出来る。しかも一日とかからない。おかげでどこにいても焼き物が作れるようになった。神奈川県では粘土は産出されないのに、こうして焼き物が焼けるのはひとえに輸送力の発達のおかげだ。
 しかし何かさびしい。土を相手の仕事は農業に近い。それなのに地元の土が使えないというのは、まるで田畑を持たない百姓のようなものではないか。
 土が届くたび、この塊からどんな物が生まれてくるのかという期待と共に、土から切り離されたものの根なし草的なさびしさも感じてしまう。

2001/12/15





今日のロクロ

 久しぶりに雨。これから一雨ごとに寒さがきびしくなる。水仕事にはつらい季節。
 今日は酒器の本体を挽いた。これに注ぎ口と三本足を付け、取っ手は銀線をつけるつもり。酒の席がちょっぴり華やかになるはず。
 昨日スキャナーとMOドライブが手に入り、半日がかりでセッティングした。どちらも古い機種だがホームページ用としては十分。これで昔の作品などもアップできそう。

2001/12/06





鏡皿?

 丸い陶板のような皿をいくつか挽いてみた。大きさは径43センチほど。なんとなく古代の鏡に似ているので鏡皿とでも呼ぼうか。クリスマスや正月の宴席で活躍しそうだ。
 土は形になったばかりの柔らかいときが一番美しい。この生まれたてのみずみずしさを焼き上がりで再現できるかどうかが難しいところ。化粧土をかけて白く焼き上げるつもり。
 今日から12月。ホームページ制作もペースを上げていかねば。近日中にADSL導入予定。結果もご報告します。

2001/12/01





今日もロクロ

 今日は昨日と違って大皿ばかり挽いてみた。径は45センチ前後。日常的にはなかなか使いにくい大きさだが、作るほうとしては気持がいい。このところ磁器ばかりやってきたので、久しぶりの土もののロクロは楽しい。
 ホームページを作るようになって写真を扱う量が増えたため、メモリーを増設した。128MBを一枚追加。合計190MBになった。はじめてパソコンの箱を取り外し、自分で差し込んだ。結果は体感できるほどではないが、わずかに反応が早くなったかな、という程度。まあこれから役に立ってくれるだろう。

2001/11/27





今日のロクロ

 昨日の窯出しに気を良くして、今日も同じ皿を挽いてしまった。前回のものより少し大きくなったけど、、、ま、いいか。これで径30センチなので焼きあがりは約27センチ程度。蕎麦の盛り皿にも使えそう。

2001/11/26





窯だし

 2日経って温度が120度まで下がっているので少しづつ窯を開けてみる。陶器だけならこれほど気を使うことはないのだが、磁器も入っているので慎重になってしまう。
 今回はわりとうまく焼けたみたい。長石釉の皿に派手な緋色が出た。大きさは径25センチ。使いやすそう。

2001/11/25



釉掛け


 今日から本焼きなので、ただいま釉掛けの真っ最中。今夜は徹夜になるかも。写真をアップする余裕なし。
、、、でも出来ました。今回は久しぶりの還元焼成。中に入るのは白磁の碗と赤土に長石釉を掛けたもの。こちらも白く焼きあがるけど、磁器の白さとは違って温かみがあるのでこれからの寒い季節向き。

2001/11/21

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