2004年01月04日

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 松本市郊外の山里の朝、わずかに雪が残っているけれども気温は高い。このくらいの気候なら山暮らしにも耐えられると思う。
 しかし田舎暮らしのハードルは寒さだけではないようで、話を聞けば地元のコミュニティーとの関係は結構大変そう。共同体意識というのは社会的な安全保障、あるいは生活保障として今なお機能している部分があるわけでその価値は大いに認めたい。ただ人と土地との結びつきが希薄になっている現代では、そのありかたも変わらざるをえないのではないだろうか。
 それにしても目の前に横たわる見事な半球状の山。自然の不思議。もしこのような風景への愛着が共同体の基礎として意識されているならば、もしかしたら積極的に地域に関わっていけるかもしれない。つまり生産共同体や生活共同体としてではなく、今後は風景共同体、あるいは環境共同体という考え方もありうるのではないかと思う。

投稿 : shuzo MARUTA : 2004年01月04日 23:58
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