今大会はロナウジーニョの大会になると予想していたのだが完全にはずれてしまった。主役はジダン。大会前から引退の時期を表明し心身ともに迷いのない状態でサッカーに集中している。そしておそらくそのことがチーム全体を引き締め、結果として予想外(?)の決勝進出につながったのだと思う。
ところがナカタ君の場合は逆だった。胸のうちでは引退を考えつつも表明せず、結果として周囲を疑心暗鬼にさせてしまった。チームの中心選手に迷いがあってはいいゲームは無理だろう。勝負事に不確定要素は禁物。というわけでワールドカップ前に今大会限りでの引退を彼が表明していれば結果はだいぶ違っていたのではないかと思うのだ。