コミケ=コミケット=コミック・マーケットということらしい。毎年夏と冬の2回、それぞれ3日間にわたって開かれるミニコミ同人誌の販売会。これだけ聞くとマイナーなイベントに思えるが中身はマイナーでも規模は巨大。会場の東京ビッグサイトでは参加者は50万人に上るという。まるで万博並み。知らなかったな、こんなイベントがあるなんて。
このことを知ったのは米澤嘉博の訃報を聞いてから。彼がコミケの代表だったということで何のことかと調べてみたのだ。彼とは高校のたしか2年のときに同じクラスだった。当時からマンガには詳しく膨大なコレクションを持っていたし、マンガ雑誌そのものが粗末に扱われることを嘆いてもいた。
あの華奢な体のどこからコミケという巨大イベントを生み出すパワーがでてきたのか。マイナーなものをその純粋さを保ちつつメジャーにつなげていく。言うは易く、しかし実現するのはきわめて難しい。運営していく上での心労は尋常ではなかったはず。それを支えた10代のころから変わらぬマンガに対する情熱と使命感。みごとなストレート・ライフだ。合掌
コミケについてはウィキペディア(Wikipedia)が詳しいです。http://ja.wikipedia.org/wiki/コミックマーケット
投稿 : shuzo MARUTA : 2006年10月03日 23:52