朝から抜けるような青空。気温も高く空気も乾いている。おかげで乾燥中の磁器物にまたヒビが入ってしまった。今回は内側の側面。昨年来の頼まれものでこれでもう6作目か。乾燥段階ですべてヒビ割れ。今日は人の出入りがあり、つい油断してしまった。こういう日は布で覆った上からさらにビニールで包んでおいた方がよかった。
20日以上かけて紐作りで仕上げてきたものがこれでボツ。まあこれが焼き物、と達観してみたいところだが実は全身の力が抜けていくのが分かる。
磁器土は白くてきめが細かいので一見やさしそうに思える。しかし実際には気難しく神経質でしかも頑固だ。
その脱力感、お察し致します。私なら、癇癪を起こして作品を投げつけているかも知れません。
>磁器土は白くきめが細かいので一見やさしそうに思える。しかし実際には気難しく神経質でしかも頑固だ。
むかしそんな女性に出逢ったことがあった様な・・・
農作業にも近い部分があるようです。厳寒の1月に雑草を刈り、耕し、堆肥、石灰を撒き、土を寒風に晒し、三月初旬にまた石灰、半ばに元肥入れ、下旬にいよいよ種を蒔く。しかし芽が出ない。「ここまで僕は君の為に尽くしているのにどうして・・」色白で繊細な君は一見やさしそうに思えるけれど、しかし実際には気難しく神経質でしかも頑固なんだよね???
土は割れたりゆがんだり、なかなか思い通りになってくれません。でもこれって土にとっては自然なことなんですね。それを思い通りにしようというのは人間の勝手というもの。
これから暑くなると畑仕事は大変でしょう。ビールはうまくなるでしょうが炎天下では体調に気をつけてください。
おかげさまで米のエキスはうまく出来ました。