2007年10月30日

落穂

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 小学生のころクラスで落穂拾いに行ったことがある。稲刈りの後には稲穂が結構落ちていて学校全体では何俵にもなったはず。あのころはとにかく世の中全体が「もったいない」精神に満ちていて、食べ物はもちろんモノでも時間でももったいない、もったいないだった。
 最近各地の老舗で多発している賞味期限偽装の底流にはこのもったいない精神があるのではなかろうか。食べ物を無駄にしたくないという気持ち。まだ食べられるものをゴミ箱に捨てることの後ろめたさ。当事者たちにとっては賞味期限を改ざんするのにさほど罪悪感はなかったのではなかろうか。
 ただ、時代は変わったんだな。食糧難の時代から飽食の時代へ。物不足から物余りへ。いまどき中途半端にもったいない精神を持っていると体はメタボリック、家の中は不用品であふれてしまう。
 賞味期限というのは曖昧な言葉ではあるけれど、今は健康、安全がなによりも重要視される時代。老舗の旦那衆にはその流れが読めてなかった。これから店を再建していくのは大変だろうけど先ずお菓子を作り過ぎないことかな。売り切れたら素直に売り切れ御免の張り紙を出す節度。もし売れ残りが出たら見栄を捨てて半額セールでもやる柔軟さなどもあったほうがいいのでは。資源を無駄にしないというのはこういうことではなかろうか。

 訂正 賞味期限ではなくて消費期限でした。(11/1)

投稿 : shuzo MARUTA : 2007年10月30日 23:32
コメント

先日、O福の食べ収めをしちゃいましたよ〜。相変わらず美味しくかったです。(笑)
物が余っていて、自給率が40%とは情けないです。
>もし売れ残りがでたら、、、、、、、、、、。
賛成!無駄にならないし買った人は得した気分になりますよ。(私だけかも)

コメント by: あゆむ : 2007年11月01日 10:32

残念ながら赤福餅ってまだ食べたことがないんです。伊勢へも行ったことがありません。伊勢は赤福のほかにうどんもおいしいとか。伊勢うどんというのかな。旅の楽しみとしても残っていて欲しいものです。

コメント by: shuzo MARUTA : 2007年11月02日 01:55