数学(幾何)用語で使う「点」には長さも幅も厚みもないと教わった覚えがある。抽象的な点でありながら実在する点。この作品はそんな点でテーブルの上に乗っている。すべての重みをその一点で支えているわけだ。しかもその点はゆらゆらと動く。不安定のようでいて意外と安定している。
見方を変えれば土、大地、地球あるいはそれらの言葉のもつ象徴的なものと極小の一点で接している、とも言える。この精神の状態を何と表現すればいいのだろうか。展覧会は自分の姿を振り返る好機でもある。
点でしたかー。極小の面かな〜?などと想像もしてみました。 かなりの薄さですね。ご立派です。
(陶芸の知識も全くないのに気にさわったらお許し下さい。)
要するに丸い半球状になってるんです。ですからゆらゆら動きます。不安定に思えますが、ちょうどダルマさんみたいに必ず起き上がり結構安定してます。地震の時には面で立っているものより安全かもしれません。
コメント by: shuzo MARUTA : 2007年11月26日 04:26