信用というのは目には見えない。しかしその信用によって人間の社会は成り立っている。人類発祥以来、おそらく同類を信じるほうが疑うことよりほんの少しだけ(たぶん51対49くらい)多かったのだろう。それによって集団生活が可能となり、他の生物や自然災害の脅威からも逃れて現在の繁栄を見るに至った、と言えるのではなかろうか。ただ信と不信のバランスは常に波のように変動していてそれが今回は80年周期だったのかもしれない。