2009年06月26日

三日月

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 月日の経つのは速い、というのは聞き飽きたせりふだが現実には月も地球も太陽も想像をはるかに越えた速さで動いている。高麗山の上に見える三日月は地球の周りを秒速約1Kmの速さで動いている。地球の自転を考えれば赤道の長さが約4万キロ、これが一日に一回転するので赤道上にいる人は一日で4万キロ移動していることになる。時速に直すと1666Km/時。東京付近(北緯35度)では少し遅くなるがそれでも1367Km/時。つまり我々はこんなに高速で回る回転体の上にしがみついて生活しているわけだ。これでよく振り落とされないものだがさらに上には上があって、地球が太陽の周りを回る速さは秒速30キロ。時速に直すと10万キロだ。さらに言えば銀河系自体も回転していてその中の太陽系が動いている速さが秒速220キロ。ほとんど想像力の限界を超えてしまうがこれだけ激動する環境の中にわれわれの日常があるということ。これはもう奇跡としか言いようがない。

投稿 : shuzo MARUTA : 2009年06月26日 23:56