法務省が裁判員制度を導入した背景には国内外からの死刑制度に対する批判をかわす意図があるのではなかろうか。死刑存続国には治安の悪さ、銃器の氾濫、あるいは独裁体制国家などのマイナスのイメージがつきまとう。そこで裁判に国民を参加させることで民主的で公正な裁判が行われているとアピールしたいのでなかろうか。 歴史的にみても死刑廃止は世界の趨勢だ。裁判員制度を導入するならば死刑廃止とセットにして欲しかった。