1941年12月8日、日米開戦。今読んでいるのはヘレン・ミアーズ著「アメリカの鏡・日本」。
第一次大戦では同盟国だった日本とアメリカがなぜ戦争することになってしまったのか。日本はなぜソビエトではなくアメリカと戦ったのか。真珠湾に至る経緯はどんなものだったのか。アメリカの戦争の目的はなんだったのか。本土空襲は何のためだったのか。そして広島、長崎の原爆はなぜ投下されたのか。
著者は戦後GHQの要員として日本に滞在し占領政策に直接関わったアジア研究者。GHQの内側からこの戦争を冷静に分析している。出版されたのは1948年。戦勝気分の残るアメリカでよくこんな本が出版できたものだ。