ここから先はいよいよチャイナ・シンドロームの世界に入る。門外漢ながら最悪の恐怖のストーリーを考えてみよう。
建屋コンクリートの下は地盤の土。核燃料マグマは土と接触して激しく反応するだろう。地盤の土を一瞬にして溶かしながらスピードを上げて落ちていく。落ちた後には大きな井戸のような筒状の焼き物ができているだろう。これを原発焼きとでも名づけるか?数世紀後にはもし原形をとどめていればガラス張りで展示されることになるかもしれない。21世紀の遺産として。
しかしその前に土の中の有機物や水がガスや水蒸気となりあちこちから噴き出すだろう。噴き出し口が狭ければ地盤全体をブクのように膨らませる。この時点で建屋は倒壊。そして水蒸気ガスが地中に充満して臨界点に達したとき爆発が起きる。この経過は火山の水蒸気爆発と似ている。