大震災から半年近くたった9月6日、日本原子力研究開発機構はSPEEDIをもとに福島原発からのセシウム137の飛散状況の試算を公表した。
この図を見ると静岡から東北まで広範囲に沈着したことが分かる。関東地方についていえば3月21日から23日にかけて集中的に降下している。足柄茶が高濃度に汚染されたわけもこれならひと目で分かる。こんなデータをなぜもっと早くリアルタイムで公表してくれなかったんだろうか。震災の後は雨が続いた。この雨は黒い雨だったんだ。SPEEDIを公表していれば大勢の人を無用な被曝から救うことができた。SPEEDIの公表を止めたのは誰か。
http://nsed.jaea.go.jp/fukushima/data/20110906.pdf