パソコンが普及してからは音楽の聴き方が一変した。先ずCDプレイヤーを使う機会がめっきり減った。音楽CDはパソコンに取り込み、イヤホンジャックからスピーカーに送るという流れ。なんといっても手軽で便利なのだ。mp3ではなく無圧縮の最高音質で取り込むと結構満足できる音になる。ただ、これを従来のオーディオ装置とつなぐにはどうしたらいいのかさっぱりわからなかった。
そこで先日、本屋で見つけたこの本。パソコンを中心とした音楽再生のノウハウが網羅されていて頭の中のモヤモヤが取れた。たとえばパソコンのセッティング、OSやソフトの選び方、ファイルの形式などなど。
ハード面ではUSB−DAC、つまりパソコンとUSB接続できるDAC(デジタル・アナログ・コンバーター変換機)が必要だということもわかった。流れとしてはパソコン→USBケーブル→DAC→アンプ→スピーカーとなる。検索したらUSB−DACは数千円のものから数十万円のものまでピンからキリまである。まだ黎明期なのでこれからさまざまな試行錯誤が繰り返されることだろう。
さらには24ビットの音源も再生できるようになるので、これはCDの音質をはるかに超える。ということは音楽の流通までも変えることになるかもしれない。(たとえばCDではなくUSBメモリーで販売されるようになるとか)。うーん、なかなか面白くなってきたな。
高音質保証! 麻倉式PCオーディオ (アスキー新書)
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