古代から貨幣の素材は金、銀、銅などの金属が多いけれども焼き物の貨幣はなかったんだろうかと思って探してみたらなんと日本にあった。太平洋戦争末期に金属類が不足したため瀬戸などで作られたとのこと(実際に流通はしなかったようだ)。
粘土に月の印を押しただけのもの。これも考えようによってはコインといえなくもない、月貨?(ただ、実際にコインと言ったら法律上問題が出てくる可能性があるので、ボタンとかアクセサリーと呼ぶ)。
で、たとえばこれを一個500円で売るということは1月貨=500日本円貨の比率で交換するということでもある。これはボタンに限らず湯飲みでも花器でも同じことが言える。展覧会会期中は固定相場制、会期後は変動相場制。今後、高くなるか安くなるかは日本円(日本国)との強さ比べでもあるのだな。