東電福島原発事故から2年4ヶ月。事故の収束と廃炉への道すじはいまだスタートラインにすらつけていない。参議院選挙後に東電が公表した高濃度汚染水の海への流出。3号機から立ち上る高濃度放射能の湯気。これは格納容器の損傷が疑われている。人間の身体にたとえれば外傷からの出血を止めることさえまだできていないのだな。ましてや患部の状態がどうなっているのかなどは誰もわからない。 道は果てしなく遠い。