1970年の大阪万博のシンボルは岡本太郎作「太陽の塔」。今から思えば「陽のあたる坂道」をバブルに向かってまっしぐらに進んでいた時代。満月工房という名前を思いついたのはそのあとだった。動脈から静脈へ。「モーレツからビューティフルへ」。これからは月の時代だと思ったのだ。
あれから35年。今年の愛知万博にはなんと「月の塔」ができるらしい。なんとなくパロディっぽいが、これで少しはバランスがとれるのかも。35年の月日は長かったのか、短かったのか。その間に失ったものはあまりにも大きい
写真は大皿の足。円錐形で見た目はいいが使いにくそう。ボツだな。