いつの頃からか日本茶を飲むことが少なくなった。抹茶は好きだが緑茶はなんとなく味が単調に思えてならないのだ(もちろん茶葉にもよるが)。そもそも日本ではお茶の飲み方のバリエーションが少ない。抹茶、煎茶(緑茶)それにほうじ茶くらい。
抹茶はいいとして緑茶のほうはどうも味的に行き詰まっているように思えるのだが、考えすぎだろうか。大陸に目を移せば中国、インド、チベットなど茶をめぐる世界は広大。味も飲み方も製造法もさまざま。そろそろ地球的な視点で日本茶を見直してもいいと思うのだ。
写真はタイ、メーサロン産の烏龍茶。ポットの中で丸ごとの茶葉が開いた。やわらかく甘い香り。
検索したらメーサロンはタイ北西部。ミャンマーとの国境地域で標高は1500メートルほど。1940年代、中国共産党軍に追われた国民党軍が逃れて住み着いたところらしい。なんだか平家の落人部落を連想してしまうが、その彼らが始めたのが茶の栽培。今ではメーサロンは銘茶の産地となっていて、町には20軒ほどの茶専門店があるとのこと。写真のお茶ももちろん現地で買ってきてもらったお土産なのだ。
ある中華レストランで飲んだ烏龍茶が緑色で、飲んでるうちに茶色っぽくなっていくんで感嘆したしたことがある。そこの7000円の昼飯(もちろんおごり)では、メニューが代わるたびに飲んだことのないようないろんなお茶を飲ませてくれた。
このお茶も、一度飲んでみたいもんです!
どうせ「残僅少」とか、ケチ臭いことを言うんでしょうね。
どうも、ご希望には添えませんようで、、、。
コメント by: shuzo MARUTA : 2005年04月06日 09:11