かるく「花」につっこみを入れるつもりでいたのに、考えていたらいろんなことが出てきて収拾がつかなくなってしまった。おまけに文章も論文調の硬いものになってきてますますしんどい。そこでここではこの歌を聞くたびに感じる違和感のようなものを記すだけにしておきたい。
もの作りにはその人なりのクセや志向というものがあって、自分とはまったく異質なものを突然変異のごとく作り出すのは不可能といっていい。ところがこの歌は喜納昌吉のそれまでの沖縄民謡ロックとはまったく異質。音階、リズム、ことば、何もかも違う。これはどういうことだろう。