2006年05月29日

痕跡

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 焼き物は「工芸」として括られることが多い。そして用途や機能。重さ、軽さ、大きさ、バランス。さらには水漏れ、汚れ、カビなどに対してさまざまな要求が押し寄せてくる。だがそれらに真面目に対処しようとすればするほど自分自身はますます不自由になっていく。「機能」という怪物にいつのまにかがんじがらめにされている自分に気がつく。焼きものは単に自分の息遣いの痕跡であっていいのではないか。

投稿 : shuzo MARUTA : 2006年05月29日 23:49
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