北朝鮮のミサイル発射を受けてはしゃぎまくった面々はその勢いで8月15日に靖国参拝、それから自民党総裁選を経て9条撤廃へと一気に突き進めると踏んでいたかもしれない。しかしここで出てきた昭和天皇の発言メモ。彼らにとっては思いもかけないカウンターパンチだったはず。 ただA級戦犯の合祀だけが問題なのかというとそう単純なものではなさそうだ。高橋哲哉著「靖国問題」。国内外の相反する遺族の感情、それから歴史、文化、宗教と章を分けて整理されているので靖国神社というものの位置を知るには絶好だった。