2004年03月30日

文蔵

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 土も天然の材料なので同じ銘柄でも取り寄せる時期によって違いが出る。ただ一般的に言って年々質が落ちてきているのは確か。良質の粘土は無尽蔵ではない。焼き物の世界も資源の枯渇は時間の問題だ。
 「文蔵」は熊本、多良木町の米焼酎。いただきモノだがなかなかいい。米焼酎は無味無臭の味気ないものが多いがこれはしっかりとコクがありまろやか。日本のコニャックか。今夜はロクロがうまくいかないのでついチビリとやってしまった。

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2004年03月28日

土灰

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 焼き物に使う土灰というのはもちろん土の灰ではなくて雑木の灰のこと。なぜ土灰と言うのかは分からない。色が似ているからかな?昔はかまどの灰をかき集めたものをそう呼んでいたのだと思う。いろんな木の灰が混ざっているので成分は季節や産地によって様々。
 最近は土灰を使った昔風の灰釉をよく使っているのだが、今年になって灰を変えたとたんに釉が安定しなくなった。ブクやアクが出てしまう。そこでまた新たに取り寄せたのが上の写真。これは信楽から。明日の窯で早速テストする予定。

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2004年03月26日

六本木ヒルズ

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 2回目の素焼きの途中、窯の中でボンという音。嫌な予感。恐る恐る開けてみたら案の定壺のそこが割れている。焼成を頼まれている大きな壺。ショック。200度でこんなことが起きるのは初めて。肩の力が抜けてしまった。
 六本木ヒルズでは回転ドアで子供の死亡事故が起きたとか。写真は2002年1月、工事中のヒルズ。不況の中でこのビルのバブル的なデザインが気になっていた。設計も管理も人を大切にしていない。

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2004年03月25日

ラン

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 窯出しのあと夕方から素焼き。終わるのは明け方になりそう。今日も雨。郵便局へ行ったついでにあちこち寄り道。豆腐を買って帰ってきたら玄関にお酒が届いていた。Sさんかな?感謝。

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2004年03月24日

濡れ桜

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 今週2回目の本焼きが午後3時過ぎに終了。このあとまだ素焼きが2回、そして本焼きも2回残っている。当分は不規則な生活が続く。
 咲き始めが早かったのでどうなるのかと思っていたら、このところの寒さで開花は足踏み状態。このぶんだと満開になるのは4月に入ってからかもしれない。近くのお寺のしだれ桜は早咲きなのですでに満開だが今日はあいにくの雨。でも風がないのでまだ数日は楽しめそうだ。

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2004年03月22日

溶断

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 朝から冷たい雨。箱根では積雪20センチとか。花冷えどころか花雪。薪ストーブ用の薪が残り少なく、おまけに煙突も詰まり気味なので暖房は灯油ストーブだより。ちょっと心もとない。
 本焼きの途中で温度が上がらなくなった。調べてみると窯の外の配線部分が熱で断線していた。窯の中でなくて良かった。応急修理して回復。予定より4時間おくれで午後7時に本焼き終了。

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2004年03月19日

春の海

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 海沿いの西湘バイパスを通って小田原まで。途中のレストハウスの下の海岸は砂よりも小石のほうが多いようだ。曇り空なので海の色は灰色に近いけれども水はまだ澄んでいる。これから暖かくなるにつれてしだいに濁ってきて、夏の海水浴のシーズンは最悪。そのため相模湾ではもう何年も泳いでない。

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2004年03月18日

麻布

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 今日はサッカーの試合があるのに朝から雨。夕方まで降り続くのか気になる。そんな冷たい雨の中、横浜では桜が開花したとか。今年の花見は3月中で終わりかな。
 午後タイからのお土産が届く。お茶に加えて今回は麻布も。しっかりした麻で幅広。いつか工房をリニューアルできたらその時にはこれで暖簾を作りたい。

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2004年03月17日

リュート

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 仕事場の音環境が良くなったので居心地がいい。最近良く聴いているのはバッハのリュート作品集。演奏はナルシソ・イエペス。1972年の録音。バロック・リュートは音量も低く繊細。現代の西洋楽器のもつ押し付けがましさがないので仕事の邪魔にならなくていい。
今日はとうとう一度も外へ出なかった。こういう日も多い。

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2004年03月16日

輪花

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 暖かくなって風のにおいも変わってきた。外を歩いているとどこからともなく沈丁花の香りが漂ってくる。そんな春の気配に誘われたわけでもないが、磁器土で輪花鉢を作ってみた。ロクロで垂れる寸前まで薄くのばし、ふちを3ヶ所ないし5ヶ所持ち上げる。ほんのちょっとした細工なのに表情ががらりと変わって面白い。
 今夜の大久保クンのゴール。拍手、拍手。日曜日の土佐の走りもすごかった(マラソン)。今さらながらテレビのありがたみを感じるこのごろ。

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2004年03月15日

宮部みゆき

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 晴れてはいてもどんよりと靄がかかってすっきりしない日が続く。昼間、海岸線を走ったが海と空の色が同じで水平線がはっきりとしない。丹沢の山なみも白くかすんで見えなかった。
 いつのまにか宮部みゆきが増えている。ミステリーや犯罪モノなのに登場人物の中に根っからの悪人というのが出てこない。その辺が読後感の気持ちよさにつながっているのかな。下町育ちの善人作家と言うべきか。

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2004年03月13日

三島大社

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 友人の展覧会のオープニングのため三島へ。電車で行くつもりがつい億劫になって車になった。箱根を越えて1時間ほど。三島大社の前を通る頃には日も暮れかけていたので境内にも入らず、鳥居だけ車の中から拝んできた。
 帰ってから釉がけ、そして本焼き、、、の予定。

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2004年03月12日

こぶし

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 朝から曇り空だったのが午後になって雨になった。しかし雨量は少なく気温もさほど低くない。この雨の中でこぶしが咲き始めている。道路沿いの民家の庭。暗い雨の中でそこだけは明るくなっていた。それにしても電線の多いこと。電線列島。
 奈良東大寺の二月堂では今日からお水取りのクライマックス、篭たいまつ。お水取りは15日間にわたる行事で、もう15年以上前の3月1日、真っ暗闇の中ではじまりの火を取り出す儀式を見たことがある。徹夜で寒さに凍えながら見ていた。今年は奈良も暖かいのかな。

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2004年03月11日

Ziploc

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 味噌作りはカビや雑菌とのたたかいでもある。前回は基本どおりホーローの容器を使ったがカビには悩まされた。そこで今回は冷凍保存用のZiplocというファスナー付きの袋を二重にして使うことにした。あらかじめアルコールで中を消毒し、少しずつ叩いて空気を押し出しながら詰めていった。夏の暑い時期でもこれなら冷蔵庫に入れやすい。Ziplocの味噌作り、うまくいくかな?
 乾燥大豆1キロにたいして米麹一升、麦麹三分の一升。つまり味噌作りの段階で米と麦の合わせ味噌になっている。出来上がりの重さは約5キロほどになった。ちなみに塩は500グラム。小笠原、与那国、中国、マレーシアそれにハワイの塩をブレンドした。

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2004年03月10日

赤月

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 いよいよ春めいてきた。風がゆるみ陽射しもまぶしい。夜になってもストーブを焚いていない。昨夜はまだ寒かったが西の夜空に大きな光が見えた。火星かな?しかしあまりにも明るく光っていたのではじめは何だか分からなかった。地球に最接近した頃よりずっと明るい。帰り際に東の空を見たら今度は大きな赤い玉。不気味なくらい大きく赤かった。

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2004年03月09日

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 たまには野外で作品の写真を撮ろうと思い、海岸へ出かけてきた。さいわい天気も良く暖かい。波打ち際で砂に埋もれたような写真を撮ろうと考えていた。ところがここでトラブル。カメラをのぞいた瞬間、肝心の花瓶が波にさらわれてしまったのだ。中は空洞で口が小さいので浮き袋のように軽く波間にプカプカ浮いている。波が寄せるたびに近くまではくるのだが、砂浜まではきてくれない。結局最後は波を追いかけて水に入り、ようやく取り戻すことが出来た。でも膝から下は靴までびしょ濡れ。今日は波に遊ばれてしまった。

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2004年03月08日

天の戸

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 今日から写真の表示方法を変えることにした。サイズを小さくし、しかも翌日以降もサイズを変えないことにしようと思う。これはBLOGソフトの問題で、写真ファイルのサイズだけを変更することが出来ないため。(サイズを変えると記事自体が新しくなってしまう。)BLOG式は便利だがこういうところの小回りがきかないようだ。
 天の戸は元気のいい秋田の酒。麹の香りが強すぎて洗練されてはいないが力強い味。本醸造なのに原酒なみに濃い。

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2004年03月07日

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 家の近くにわずかに残っている雑木林へ薪を集めにいったら林の上の畑が見事に耕されていた。これから春に向けて何が蒔かれるのだろうか。雑木林の中は下草が刈られ、おまけに見晴らしもいいのでピクニックには最適。若葉が芽吹く頃には新緑のもとでの宴会というのもいいかもしれない。

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2004年03月06日

からし菜

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 地元産のからし菜が出回ってきたので買ってきて塩漬けにしてみた。葉の形はハーブの一種のミントに似ているし、噛むとピリッとした辛味がある。一日で食べられるようになったけれど、如何せん塩が多すぎた。塩加減がいつも目分量なのでたいてい塩辛くなりすぎる。次回からは重さをきちんと量って漬けなくては。

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2004年03月05日

赤焼け

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 今日も窯を焚いていたので家の中は暖かかったけれども、夕方灯油を買いに外へ出たら風が冷たく真冬の寒さ。車の窓ガラスを見たらにわか雨も降ったようだ。それに西の空が異様に赤い。まるで山火事かと思うほど。夕焼けってこんな色だったかな。

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2004年03月03日

CDプレイヤー

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 修理しても直らないとあきらめていたCDプレイヤーを引っ張り出してつないでみたらちゃんと動いてくれた。何がどうなっているのか。10年以上前の機械だがその間修理に出したのが4回。デジタル機器は気まぐれなのでこれがいつまでもつか分からない。CDが誕生してからほぼ20年。そろそろ壊れない安定したプレイヤーができないものか。

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2004年03月02日

3月

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 午後3時過ぎ、本焼き終了。最近は酸化焼成が多く、温度も10度くらい低くしているので焼きあがりも早い。
 3月に入ってから急に寒くなった。先月の暖かさがうそみたい。天気予報によるとこれからまだ1週間くらいは寒い日が続きそうだ。このぶんだともう一度薪集めに行く必要があるかもしれない。

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