柚子の中をくり抜き、味噌、胡麻、くるみなどを詰めて一年以上低温でじっくりと乾して作るらしい。超がつくくらいのスローフード。味噌は八丁味噌のように黒くなり、全体の大きさもかなり小さくなっている。薄くスライスして口に入れると閉じ込められていた柚子の香りがいっぺんに噴き出してくる。つまみにもいいしお粥にも合いそう。茅ケ崎のMさんの力作。
米こうじは糀と書き、麦こうじは麹と書く。味噌、醤油、酒など、日本の食の基はこれらのカビが作っている。写真は諏訪の糀。味噌作りにはちょっと時期が早い。この糀でこれから作るのは、、、ヒミツです。
昨日から一転して今日は快晴。気温も高く掃除や洗濯がはかどる。
周りを削られてかろうじて残っている雑木林。しかし削られてもなお以前の森の形をとどめているところが面白い。この林の下には新幹線のトンネルまで走っている。
低気圧の通過で一日中雨模様。気温が高かったので雪にはならず、遠くの丹沢や大山を見ても雪は少ない。
家の近くにいつのまにかできていたビニールハウス。昼間から煌々と電球を灯しボイラーまで焚いている。入り口にはイチゴ狩りの看板。農業というよりはむしろ製造業と呼ぶべきか。
低気圧の通過で今週末は太平洋側でも大雪とのことだったが予報はハズレ。風は強いが気温はそれほど下がらず、夜になっても雪にはなっていない。雪ごもりを覚悟して(ちょいと大袈裟か)食料の買出しに出かけたのは無駄骨だったようだ。
雪見酒にぴったりなのが白酒(にごり酒)。添加物がいっぱい入ったおかしなものも多いが、これは正統派「菊姫」のにごり酒。味わいはたっぷりとしていて頭が痛くなるようなこともない。器はやはり塗り物が合う。
色もつやも失せ、枯れ果ててしまったススキでも金色に輝く瞬間がある。近くの神社の境内。わずかに残ったススキの穂が日没間際の真横からの日差しを浴びてキラキラ光っている。
今年になってからよく歩いている。近くの山や川沿いなどを一日3時間以上。昨年から持ち越した懸案は山積み。しかし焦ってもどうにもならないことばかり。今は歩くことでせいぜい体力でもつけておこうと思う。
今夜は仕事場の気温が0度まで下がり水道もすでに凍っている。湯沸し器の水抜をし、土にも毛布をかけておいた。
雑木林を歩いていると上のほうでパチンパチンという音がする。鳥にしては音が大きいなと思いながらもさらに歩いていると、音に続けて何かが降ってくる。硬く乾いた大きな豆のさや。長さは20cmほど。実は径が1cmくらいで黒く平べったい。帰って調べてみたらどうやら野生の藤のようだ。大きな破裂音とともに一瞬にして種を四方へ飛ばす。植物の不思議。
年末から年始にかけて飲みすぎ、食べ過ぎで体がなまっていたので日が傾きはじめてから近くの里山歩き。薄着で出たら風が意外に冷たい。昨日は暖かかったので油断していた。手袋に帽子も必要だった。
しかし犬も歩けばなんとやら。歩いているといろんな発見がある。これはこの冬始めて見る梅の花。老木にわずかだが花が開いていた。
大晦日の降雪のため予定していた年末年始のプランはことごとくキャンセル。あわただしく迎えた新年だったが天候は一変して快晴。これほど澄みきった空を見たのは何年ぶりだろう。数年来のわだかまりが霧散したような群青色。だがその一角には冬とは思えないほどドラマチックな雲のかたまりも。