初めて美容室へ行ってきた。床屋ではなく美容室。暑苦しい夏に向けて頭からさっぱりしたかったのだナ。知り合いのWさんに切ってもらって気分爽快。頭だけでなく体まで軽くなったような気がする。
5月半ばに花を咲かせていたじゃがいもが早くも収穫の時期をむかえている。掘りたてのじゃがいもは柔らかくて香りもあり、茹でただけでもうまい。
ところで福島の獏工房では今ごろじゃがいもの花が咲いているとのこと。福島と神奈川では季節がちょうど一ヶ月違うようだ。
ホウの花を初めて見た。長さが40センチ以上あるホウ葉の付根に、果物のようなおいしい色をして咲いていた。小田原から宮城野(箱根)へ抜ける林道沿い。昨夜の雨粒がまだホウ葉の上に残っている。
新たな出会いもあれば懐かしい(驚きの)出会いもある。展覧会とは作品を媒介とした人と人との出会いの場といえるのかもしれない。またそれによって制作の苦労が報われるときでもある。皆様、どうもありがとうございました。
初夏の森のすがすがしさを際立たせるヤマボウシ。新緑の中で白い大きな蝶のようにも見える。
丹沢から流れ出た川が相模湾に達する河口付近。大きな綿帽子をつけた草が海からの風に吹かれている。観光地ではない海岸のありふれた光景。
梅雨入り前のひととき、雲は多いながらもまだ雨は降ってこない。しかし天気予報では週末は雨の確率50%。日曜日の個展最終日までなんとか持ちこたえてほしい。
砂地の上を這うようにして伸びる浜昼顔。年中潮風にさらされながらもしぶとく勢力を広げている。
2006年ドイツワールドカップ出場決定!来年の楽しみが一つ増えました。バンザイね。
オリンピックといってもあのオリンピックではなく郊外型大規模商業施設。ショッピングモールというのかな。スーパー、雑貨、レストランそれに映画館などが集まっている。もう5、6年前にできたはずだが来たのは初めて。といっても買い物に来たわけではなく、ここにあるFM湘南のスタジオからの生放送にゲストとして呼ばれたのだナ。開催中の個展や本の宣伝もしてもらえてグッドタイミングでした。
本番前の中庭では鳩がせわしなく動き回っていた。こんなところに食べ物があるのかな。むしろコンクリートで嘴を傷めるのではないかと、そんなことが気になった。
油井正一、野口久光、青木啓の大御所ジャズ評論家から服部良一、前田憲男、梅津和時といったミュージシャン、さらには立松和平、川本三郎、河野典生、それから四万田犬彦、吉田ルイ子、藤岡琢也、北中正和、矢吹申彦、鈴木志郎康、諸井誠、奥成達、、、。多彩なメンバーが語るザ・ベスト・オブ・ジャズ「101人のこの一枚」(音楽出版社今月新刊)。
驚くのはこの中になんとわたくしメも紛れ込んでしまったのだ。こんな企画とはつゆ知らずホイホイとへたな文章を書いてしまった。恐れ多いことでありました。「100人+部外者1名」。タイトルを正確に書けばこうなるか。
私事はさておき、この本の面白さはいわゆるジャズの名盤セレクションではないこと。それぞれの人たちが人生の中で出会った一枚のジャズアルバムについての「思い入れ」を書いているので、クセのある選盤ながら当時の気分が色々とよみがえってくる。個人的にはアルバート・アイラー、アート・アンサンブル・オブ・シカゴが数枚ずつ入っているのがうれしい。
ジャズが過去形で語られるいま、あらためてジャズとはいったいなんだったのか、そんなことも考えさせてくれる一冊。冒頭の相倉久人、平岡正明両氏の対談も面白い。
今回の苦労の原因は土。ここ数年使いつづけている土だが徐々に質が落ちてきていたようだ。以前のものと焼き色を比べてみて愕然。おまけに変形も大きい。あわてて別の土で作り直して切り抜けることができたが、冷や汗。今後はいい土が見つかったらトン単位で確保しておかないともう安心できない。
早朝には花の姿にも生気が満ちている。名前は分からないが雨に濡れた青い色が美しい。
二ヶ月がまたたく間に過ぎ、朦朧とした中でとうとう初日を迎えてしまった。想定外の焼き上がりの連続で頭は真っ白。しかしぎりぎりまで追い詰められながらもなんとか会場を構成することができた。こんなに苦労した個展は初めて。ただ怪我の功名というべきか、苦労したぶん新たな発見もいくつかあり、全体として気持ちのいい展覧会になったと思う。
雨上がりの早朝、まだ濡れているつつじ。