こんなに寒い年末は何年ぶりのことだろう。今回の寒波は各地で大雪を降らせているとのことだがこちらでは一片の雪もふらず乾いた北風が吹き荒れるのみ。おかげで空は群青色。金星もひときわ明るい。
12月に入ってから慌ただしい。一年間の漫然とした生活のツケが回ってきているわけだがそれ以外のこともある。今年もあと三週間あまり。年末には年越し蕎麦の計画も有り。
この冬一番の寒波とのことだったが風もさほど吹かず、雪も降らない。この程度の寒波ならまだまだ大丈夫。とはいえそろそろ薪ストーブ用の薪は確保しておきたい。今週中にでも製材所などを回ってみようと思う。
澄んだ夜空に三日月。右下には金星も。もう少しくっきりと撮りたいところだが手持ちではこれが限界。
築地の場外市場で買ってきた鰹の厚削り。そばつゆのだしはこれで取っている。沸騰したお湯の中にこの厚削りをたっぷり入れ、40分から50分ほど煮立てる。日本料理のだしの取り方からすれば非常識とも思えるやり方だが蕎麦屋ではこれが常識なのだ。お湯の量は2割ほど減るがあとに残るのはまろやかで濃厚なだし。鰹の香りが少ないのもそばつゆには好適(鰹の香りは蕎麦の香りを邪魔するのでできるだけ少ない方が良い)。こうして取っただしに「かえし」を加えてそばつゆが出来上がる。