灯油の値段が高い。今日買いに行ったら一缶(18L)1404円だった。一年前のおよそ2倍。これは立派な石油危機ではないか。エアコンや床暖房完備の最新住宅ならいざしらず、家庭エネルギーの大半を灯油に頼っている家庭は多い(ウチも)。この冬の石油の高騰による日本全体の(全家庭の)損害はどのくらいになるのだろう。おそらくライブドア株どころの額ではないはず。
ファンヒーターが壊れたので一週間ほど前から古い灯油ストーブを使っている。上でお湯が沸かせるし料理もできる。おまけに静か。点火時と消火時は多少不便だが慣れればこちらの方が快適かも。
右の方へ目を向ければ夕日が沈んだばかりの伊豆半島。茜色の逆光で黒くシルエットになっている。
浜から帰るところで2人のサーファーに出会った。これから海に入るらしい。日が落ちてからは気温もぐんぐん下がっている。こんな寒いときにサーフィンとは。ほとんど行者だ。
あいかわらず寒い日が続くが、おかげで空気は澄んでいる。海の色も濃く深い。久しぶりに浜辺に出たら真正面に大島が見えた。上のほうがわずかに白い。雪なのかな。
予報どおり深夜から降り出した雪が明け方には10センチほど積もっていた。雪の朝は部屋の中にいても普段とはずいぶん違う。まず光。雪からの反射が窓から入り、天井が明るい。そして静か。さらには匂いも違う。冷たく湿った雪の匂い。結局今日は一日中雪がパラパラと降り続いた。こんな雪国のような降り方は今までにあったかな?
書く、掻く、描く、画く、刻。文字は違うが何ごとかを記録し痕跡を残すという意味では同じ行為といえる。音も同じ(似ている)。
こぶしほどの大きさの粘土にびっしりと刻まれた文字。何か呪文のようなことが書かれているのかと思ったら何のことはないECONOMIC DOCUMENTとあった。取引記録、あるいは契約書のようなものか。素焼きされたような色だが当時は焼かずに土の状態で何度も繰り返し使われたらしい。こうして残っているものは意図的に焼かれたというよりむしろ火事などで偶然焼き固まったのではないかとのこと。
粘土の使い方としては器よりも文字を記すメディアとしての用途のほうが古いのではなかろうか。去年イスタンブールの考古学博物館で初めて楔形文字の現物を見たときにそんなことを思った。土と文字とのマッチングのすばらしさ。土の柔らかさがあってはじめて生み出された文字。つまり土と文字は不可分の関係だったのだ。古代シュメールに始まってメソポタミア全域に広がっていたらしい。
というわけでこちらも現代日本文字を記してみることにした。記したのは「愛」の一文字。なぜかって、、、まあそのとき聞いていたネーネーズの歌の中に出てきたのだナ。
♪ 島唄に出会い 愛を見つけた
たいせつな記憶が よみがえる ♪
暮れから寒い日が続く。関東では雨も雪も降ってないが北国では大雪とのこと。あまりの雪の多さに閉鎖してしまったスキー場もあるとか。夏は熱帯、冬は寒帯。なんだか四季の変化が極端になってきたような気がする。
首都高湾岸線のお台場付近。観覧車のイルミネーションが刻々と変わっていく。
新しい年を迎えることができました。おめでとうございます。
先月ころよりホームページの改変の必要を感じているのですが方向が定まらないまま年を越してしまいました。、ブログのほうも途切れがちになっていますが、これはデジカメ、あるいはデジタル写真に対する漠然とした不満というものもあるようです。とにかく課題は山積み。いったいどこから手をつけたらよいのか分かりませんが、とりあえずはカメラ的なところから早急に解決していきたいと思っています。
引き続き今年もどうぞよろしくお願い致します。