明日から4月だというのにまだまだ寒い日が続く。今日も夜に入ってぐんぐん冷えてきた。
午後7時ごろ、西の空の低いところに細い三日月が船のように浮かんでいた。これだけ寒いと空気も澄んでいる。実際はガラスのようにシャープに見えるのに手持ちのカメラではブレてぼんやりとしか写らない。
昨夜から急に冷えてきた。今日も一日中冷たい北風が吹き天候も晴れたり曇ったり。ストーブを焚いてお湯を沸かしていると、なんだか2月ころの真冬日に逆戻りしたような気がする。
今日も仕事場にこもりきり。単純作業が多いので古いCDをいろいろ聞いている。TALKINGHEADSの「REMAIN IN LIGHT」は1980年。つまり25年(四半世紀!)前の作品。フォトモンタージュで作品を作っていたT君が持ってきて聴かせてくれたのが最初だったかな。アフリカ的なリズムに単コードのメロディー。当時はずいぶんとんがった音に聞こえたものだが今ではむしろおとなしい部類か。これも20世紀の古典になりそうな気がする。
♪ The wind in my heart The dust in my head
The wind in my heart Come to Drive them away ♪
「LISTENING WIND」 前後省略
「心に吹く風よ 脳味噌の中の埃を吹き払ってくれ」、、、日本語にするとかなりテレる歌詞。
削りはシッタ(削り台)や乾き具合などの条件がぴったり合えば快適な作業なのだが今日はあまり良くない。内側のカーブが微妙に違っていてギクシャク。おかげで夜になってもまだ終わらない。
電球や蛍光灯の明かりが混じっているのでホワイトバランスがとりづらい。これは磁器土なので実際はきれいなオフホワイト。
急ぎの荷物があったので宅急便の営業所まで出かけた。途中でいろんな花に目が止まる。桜は3分咲き。白木蓮は時期が過ぎ、かわりに紫の木蓮が見ごろ。他にも八重の紅梅や雪柳などが満開だった。帰りにゆっくり写真を撮ろうと思ってカメラを取り出したらなんとメモリーカードが入ってない!ガクッ。デジカメはこういうことがよくある。というわけでまた家の前の山吹。地面に近いところに一つだけ花が開いていた。少々フライング気味。地表近くはやはり暖かいのだろう。
夕方ちょっと外出したら辛夷は満開。ソメイヨシノも早いところではもう開き始めていた。おぼろな宵のほんのり浮かれた気分。急に白酒が飲みたくなって知り合いの酒屋へ直行。定休日なのに開けてもらって仕入れてきたのは菊姫のにごり酒。量は飲めないが若々しく芳醇な味で肌寒いこの季節にも良く合う。そのうちヒマになったらこの酒で花見をしたい。平安朝のうたげの気分で。
昼間は晴れていたのに夕方からまた雨が降りだした。春先は空模様が安定しない。
畑のわき道に群生している赤い花。検索してみたら「仏の座(ほとけのざ)」だった。ただ春の七草の中の「ほとけのざ」とは別物らしい。ややこしいなァ。
今日は天気がすっきりしないので一歩も外へ出ず、仕事場の中でディランの古い歌ばかり聴いていた。
「ジョン・ウェズリー・ハーディング」は1967年発表。
♪ ジョン・ウェズリー・ハーディングは貧乏人の見方
二丁拳銃で田舎町を荒らしまわったが
カタギの衆を怪我さしたなんて話は聞いたことがない ♪
仁侠映画風に訳するとこんなぐあいか。1967年といえばビートルズ来日の翌年。田舎の中学生(当時3年生かな?)は何を考えていたのやら。
近くの蓮大寺の境内では一足先にしだれ桜が満開。老木だが今年は例年より花の勢いがいいようだ。せっかくライトアップされているが夜はまだ冷える。残念ながらのんびり花見というわけにはいかない。
おすそ分けした蕎麦のお返しに貰った雑穀もち。たかきび、あわ、アマランサス、えごま、よもぎなどがもち米の中に入れてある。焼いてそのまま何も付けずに食べるとそれぞれの雑穀の味がよく分かる。作っているのは鳥取県若桜町(わかさまち)のもろこしの会。主食に玄米。そしておやつには雑穀もち。なんだか縄文的な暮らし方に思えてくる。若桜と書いてわかさと読む。いい名前。こんなところで静かに暮らしてみたい。
春分の日、大安、晴天、WBC優勝。畑の脇では勝手に生えてきた菜の花が黄色い花を風に揺らしている。
Operaが完全に無料化されていることを今日まで知らなかった。さっそく最新バージョンの8.5をダウンロード。これまで邪魔だった右上のバナー広告がなくなりすっきり。画面もずいぶん広くなったように感じる。無料化は去年の9月20日、なんと半年も前から。その間何も知らないまま使いつづけてきたことになる。唖然。
焼き物仲間のF君からもらった土佐の文旦。色艶だけでなく香りもいい。種類としては九州のザボンやボンタンと同じものらしい。味はみかんよりグレープフルーツに近い。無農薬とのことなのでマーマレードにして皮まで食べてやろうかと思っている。
辛夷や木蓮の花が開き始めるころ、毎年決まって春の嵐がやってくる。今日も昼過ぎから雷と強風。しかし長くは続かず午後遅くにはところどころ晴れ間も出てきた。空にはトンビ(かな?)も飛んでいる。明日は晴れか。
ふきのとうがこんなに大きくなってしまって花まで開いている。駐車場の奥、ちょっと日陰になるところ。どうして今まで気が付かなかったんだろう。落ち着いて地面を見る余裕もなかったということか。これは気をつけねば。
米こうじは糀。麦こうじは麹と書く。これは自家製味噌を作るようになって初めて知った。今日は2年ぶりに味噌作り。大豆1キロにたいし米糀1.5キロ、麦麹0.5キロ、塩0.5キロ。つまり仕込みの段階から米と麦の合わせ味噌となるわけだ。米糀のコクと香り、それに麦麹の甘みが加わって絶妙のバランス。この分量でおよそ5キロの味噌が出来上がる。これで1年もつかな。
写真の右が米糀、左が麦麹。
いつのころからか近所で時々見かけるようになった猫。警戒心がうすいので根っからのノラではなさそうだ。かといってどこかの飼い猫とも思えない。人との距離の取り方に節度があって性格も良さそう。ちと気になる。
最終日になってようやく申告書提出。去年一年間の活動を数字にしてみてあらためて愕然。これでよく生き延びてこられたものだ。今年はどうなるかな。少なくとも昨年が最低最悪だった、と言えるようにはしたい。
今夜は満月。快晴の夜空に見事な月が出ていたが例によって手持ちのカメラでは点にしか写すことができず断念。
晴れてはいても日差しは弱く寒い。今日も昼間から薪ストーブを焚いた。冷たい風の中、表へ出てみると日当たりのいい枯草のあいだから山吹の新芽が出ていた。すでに葉も広げていてこれからぐんぐん伸びてくることだろう。
今日から玄米生活。特に理由はないけれどスーパーで玄米を見たら食べたくなったのだナ。自家製の土鍋でゆっくり炊いたら見事に炊けた。先ず3時間ほど水に浸けておく。水をかなり多めに入れて弱火で炊き始める。塩をほんの少し入れておく。土鍋の蒸気穴は箸などで塞いでおく。これで1時間ほど炊いたらふっくらと柔らかく炊けた。味も良い。これなら普通に玄米生活が続けられそうだ。
朝から薄曇りのすっきりしない天気。昼過ぎから吹きはじめた強風で梅の花びらがどんどん散っていく。ただ南風なので気温は高く15度くらい。今年の春の訪れは何となくぎこちない。
Kajimaでの展覧会も今日で終わり。思えば銀座にどっぷりと浸かった3週間だった。日常の空間から離れると新たな発見も多い。体力的には厳しくても感覚は冴えてくるようだ。
帝国ホテルと日生劇場の間の谷間に浮かぶ上弦の月。肉眼ではかなり大きく見えたのに手持ちのカメラでは点にしか写ってないのが残念。時刻は深夜1時。かなりバテ気味。
明日まで蕎麦あります。
首都高速3号線を都心へ向かうと青山あたりで真正面に見えてくる六本木ヒルズ。雨模様の中、霧に隠れて上の方が見えないのは高さだけのせいか?この構図は9.11の映像ともダブってしまってなんだかビル全体が消滅しかかっているようにも見える。