ウチの電気窯は旧式なので電熱線がよく切れる。今回は窯の上の接続部分がボルトごと熔けていた。補修には厄介な場所。でも素焼きの時で良かった。
午後来客あり。聞けばどぶろくを造っているとのことで、こちらも急に飲みたくなってしまった。本物のどぶろくはどこにも売ってないので菊姫のにごり酒を。これは合法酒。この冬初めてかな。味はまろやかでうまい、うますぎる。二杯も飲めば耳たぶまで暖まってくるのが分かる。ただし飲み過ぎには注意。どぶろく飲むには自制心が必要なのだ。
昼間は暖かいのに夜になると結構冷えるので今夜も薪ストーブで暖をとる。ちょうど藤原新也の「黄泉の犬」を読んでいるところだったのでストーブの中の熾きを撮った。麻原彰晃と水俣病をつなぐ推理は戦後史の闇の連鎖か。
空に向かって単純に伸びているわけではない。かといって好き勝手に曲がりくねっているのでもない。枝は強さと重力の絶妙のバランスのもとに成長し光を吸い取っている。
今年は本格的な冬の寒さを経験しないまま春を迎えることになりそうだ。ありがたさ半分、もの足りなさ半分。一年に一度くらいは雪を見てみたいのに。
素材が木から鉄に変わっても日本の橋は赤く塗られることが多い。神社の塗り橋と同じように、異なる世界の境界線(結界)をあらわす色。
浅川マキの歌に「赤い橋」というのがあった
♪ ふしぎな橋がこのまちにある
渡った人はかえらない、、、♪
作詞は北山修、メロディーは思い出せないが。
丹沢山中にもあった「赤い橋」。渡った先は、、、行き止まり(車両通行止め)でした。
カメラのレンズは生き物(ニンゲンも)には緊張感を与えるようで、ファインダー越しに見る反応は「逃げる、目をそらす、照れる」この三つのうちのどれかになることが多い。ただ中には例外的にレンズの前を好む種族もいて、この猫もそう。カメラを向けたら走って近づいてきて、程よい距離でポーズ。それでも微妙に視線をそらしているところなどは奥ゆかしい。
昨年末以来、久しぶりの蕎麦打ち。今回は初めて50メッシュの粗目のフルイを使って粉を挽いてみた。できた粉は蕎麦ガラも多少入り込んで砂のようにさらさらしたもの。これでうまく打てるのか不安だったがなんとか麺になってくれた。いつもよりやや太めだが味は野性的。ちょうど玄米のような丸ごとの穀物を食べている充実感があった。
左に相模湾、正面には箱根の山々、そして右手には富士山が見え隠れする。昨日と違って雲が多く靄もかかっていて伊豆大島はかすかなシルエットのみ。小田原へ向かう道すがら、ハンドル片手にパチリ。
昨夜からの風は今年の春一番となったもよう。今日は朝から晴天。気温も高い。このまま春になってしまうのだろうか。
嵐のあとには地震も心配。地震警報が出ています。こちら。
今日は冬の嵐ということで冷たいみぞれ混じりの雨かと思っていたら完全に拍子抜け。普段より気温が高く風も生ぬるい。これは本当に異常だ。2月ももう半ば。さあ冬よ来い。
水が落ち込んでいるところを上から撮ろうと思って飛び石伝いに川の中ほどまで進んだところでバランスを崩し左足を水の中にドボン。運動神経やバランス感覚には少々自信があったのでちょっぴりショック。でもさほど冷たさは感じなかった。
小鳥たちが入れ代わり立ち代りその小さな嘴でつついていったのだろう。中まできれいに食べられて居心地良さそうな小さなお家ができていた。名付けてオレンジハウス。こんなところで昼寝してみたい。
「丹沢山」でおなじみの川西屋酒造店が送り出した新ブランド「隆」。タンクごとに米や精白歩合を変え、それらをブレンドすることなくそのまま壜詰め。したがってタンクごとに異なる「隆」があるわけで違いはラベルの色と文字で見分ける。これは信州美山錦50%精白の純米酒。万葉的なおおらかな味わいで文句なし。
不二家、関西テレビ、パロマ、三菱自動車、シンドラー社、雪印、耐震偽装設計などなど、数え上げればきりがない。職業人の自分の仕事に対する倫理観というのはいったいどこからくるのだろうか。姉歯建築士は何のために働いていたのだろうか。家族のため、会社のため、自分のため、社会のため?
そんなことを考えていた時に出会ったのがこの本。質素、倹約、清貧を旨として営利を嫌ったピューリタンの経済倫理がいつのまにか利潤を追求する近代資本主義の形成に大きく関わってくるという皮肉な逆説。自分の職業を「神に与えられた使命=天職」と考えうる人々の存在なくしては近代産業は成り立たなかったのではないか。なるほど。では日本型の資本主義社会においては神様の代わりになるものは何だったのだろうか。
まだ全部読み終えてないがいろんなことを考えてしまってなかなか進まない。まあ春ごろまでには終わるかな。タイトルは難しいが訳文が見事なので読みやすい。
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」マックス・ヴェーバー著 大塚久雄訳
近くの民家の庭の椿。葉陰に隠れて一輪だけ残っていた。
相変わらず暖かい日が続く。木工作業をしていたらストーブも焚いていないのに汗だらけになってしまった。
この冬はまだ氷点下の気温を経験していない。このままでは春の有難味もなくなってしまうのではなかろうか。
もはや咲き疲れ(?)の感がある紅梅。小田原市内にて。