オリンピックの年はうるう年だったんだな、今日になって思い出した。明日から3月。厳しかった今年の寒さもだいぶ和らいできた。薪ストーブはもう一週間以上も焚いてない。
正月以来餅を食べることが多くなった。雑煮にしたり写真のように胡麻やきな粉をまぶしたり。胡麻やきな粉に入れる砂糖の量はごくごく少量、通常の十分の一程度か。焼いた餅はお湯に入れて表面を柔らかくする。胡麻ときな粉は名古屋の「真誠」のものが味がいいみたい。これに日本茶と梅干でキマリなのだ。
箱根を越えて函南、三島へ。箱根の山道では道路の脇に雪がだいぶ残っていた。夜になれば濡れた路面が凍りそう。今年は梅の開花が遅いのか。野山で見るのは霜枯れた花ばかり。
大磯町内の国道一号線を走りながら「なんだか空が明るいなあ」と思っていたらしばらくして気がついた、電線がない。歩道の改修工事が続いていたのでそれと同時に電線の地中化も行われたのかもしれない。空に電線がないだけでこれほど開放感が味わえるとは。
なんだか久しぶりに花の写真を撮った気がする。といってもここはホームセンターの盆栽売り場。野外での梅の花はまだ見てない、、、というか見る余裕がない。今朝も寒かった。この冬一番の寒さだったかも。窯焼きで明け方まで起きていたので灯油の消費量がすごい。
煙草専売法が施行されたのは1904年(明治37年)。日清、日露の戦費を捻出するのが目的だったとか。専売というのは単なる独占とは違い法律による独占なので強力だ。違反したものは検挙される。これならば商売敵などは現れるはずもなく天下無敵。つまり国が国策としてたばこを宣伝し消費を奨励していたんだな。この収益が日清、日露から太平洋戦争までの戦費となった。敵味方あわせてどれだけの血が流されたことか。そして国内ではどれだけの肺ガン患者が生まれたことか。現在の統計では一年間の肺ガン患者の発生数は7万人とか。累計すれば戦死者の数とどちらが多いだろう。こんな事業を国が独占して行っていた。
現在であればPL法(製造物責任法)により莫大な損害賠償の対象になるところだ。PL法の第一条は
「この法律は、製造物の欠陥により人の生命、身体又は財産に係る被害が生じた場合における製造業者等の損害賠償の責任について定めることにより、被害者の保護を図り、 もって国民生活の安定向上と国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。」
ただしPL法が施行されたのは1995年。その十年前の1985年に専売公社は民営化された。お上のやることには抜け目がない。
やはり見通しは甘かった。明日の朝はマイナス3度の予想。寒さはこれからが本番か。
土の中の水分が凍ると体積が膨張しそこにヒビができる。こうなったらもう修復不能なのでつぶすしかない。
また低気圧が進んできて雪になりそうな予報。だが気温は先週より高く雨が雪に変わることはなさそうだ。この冬の寒さもそろそろピークを過ぎた、と思いたいが、甘いかな?
畑に残っている大根。葉を地面いっぱいに伸ばしている。何かに似ている、と思っていたが今になってようやくひらめいた。海の中のタコまたはヒトデ。
携帯で撮ったのでずいぶん暗い写真になってしまったが近所のスーパーに来ていたスーパーセブン。駄洒落ではなくこんな車で買い物に来る人がいるんだな。もともとはロータスが作っていた車だがライセンスが移りケーターハムやドンカーブートというバックヤードビルダーに引き継がれたはず。以前一度だけ乗ったことがあるが車高が低く地面すれすれ。視点が低いので一般道を走るのは怖かった。さらに設計が古いので乗り心地も最悪。これだったらオートバイのほうがはるかに快適で楽しいと思ったものだ。記憶ではエアコンはおろかラジオさえ付いてなかったような気がする。もしかしたらヒーターも付いてないかも。ハードボイルドで生きるには痩せ我慢が必要だ。それと体力も。
節分の初雪の後は立春。暦どおりに晴れて暖かい日となった。切ったばかりの生木を乾燥のためストーブの上にのせていたらシューシューという音と共に蒸気が吹き出してきた。名前は分からないがこういう樹種は火力が弱い。
2月からコメント欄を復活させました。またよろしくお願いします。これがないとブログを続ける張り合いがありませんしブログの意味もありませんから。ただスパムの書き込みには十分ご注意ください。特に英文あるいはスペイン語?の書き込みには単語ひとつひとつにリンクが埋め込まれていることがあります。解読しようとして単語をクリックしたとたんに別のサイトへ誘導されるおそれがあります。
朝起きてみればこの冬初めての銀世界。空気が湿っぽく冷たい。
節分から立春にかけてのこの時期は入学試験の季節でもある。思い起こせば今からン十年前、大学受験のためにこんな雪の中を歩いた憶えがある。聖蹟桜ヶ丘の叔父の家に泊めてもらい、そこから電車やバスを乗り継いで三鷹のICU(国際基督教大学)へ行ったのだな(私、キリスト教徒ではありませんが)。正門前の銀杏並木が真っ白く雪に覆われていた。
肝心の試験はというとニーチェの「悲劇の誕生」が出てきた。本の中の1章にも及びそうなほどの文章を読んで、そのあといくつかの設問に答えるというもの。キリスト教系の大学だったのでキルケゴールは予想していたがニーチェが出てくるとは思わなかった。試験の最中は図書館で読書しているような気分になり設問に答えるどころではなかったな。ここが第1志望だったんだけど結果はもちろん惨敗。2月はじめの雪の朝はこんなことも思い起こさせる。
ホームページを見たらJTはタバコのほかに食品や医薬品まで手を広げていたんだな。そればかりか冷凍食品の「加ト吉」を買収ともある。オイオイ、方向が逆だろう。
有害であることが明らかなタバコを扱う一方で健康のための医薬品や食品を手がけるという矛盾。こんな矛盾をかかえたまま肥大化していく企業に明るい未来があるだろうか。人間はそれほど器用ではない。企業とて同じこと。このような本質的な矛盾は暗い影となって組織全体を覆う。組織が大きくなればその影も大きくなり、いずれ何らかの異常をきたすことになるだろう。
要するにJTが医薬品や食品を手がけること自体がマチガイなのだな。今後はタバコ以外の事業は完全に切り離し、タバコ専業としてタバコの運命と共にその役割を静かに終息させるというのが賢い経営判断だと思うのだが、無理だろうな。