午前中の晴天が午後には一転して豪雨に変わる。このところ空模様が非常に不安定だ。しかも雨の降り方も雷も暴力的に激しい。季節の変わり目というだけでなく気候そのものが変わりつつあるようだ。
今夜は新月、夏の終わり。
アフガニスタンで殺害された伊藤和也さんは31歳。謹んでご冥福をお祈りします。
ぺシャワール会までも標的にされたということはアフガニスタンの情勢が米軍侵攻時よりさらに悪化しているということだろう。振り返ればブッシュが仕掛けた戦争を支持し、自衛隊を派遣した時点から日本はイスラムの敵になってしまったのだな。イスラム世界の中に日の丸印への反感が生まれ、それが現実に形となってあらわれてきた。世界はますます狭く息苦しいものになりつつある。
梅雨のような雨が続き気温も低い。残暑ということばを使うひまもなくいきなり秋になってしまったようだ。暦(旧暦)では立秋を過ぎて処暑。数年前から季節のめぐり方が早くなり、しだいに旧暦に近づいているような気がする。
秋風とともに虫の音もにぎやかになってきた。これは夜の間に家の中に紛れ込んでいたスズムシ。ネットで調べたらウマオイのようだ。
北京オリンピック開催中ではあるが8月は半世紀前の戦争を思い起こす季節でもある。この時期は各テレビ局で戦争関連の番組が恒例だが今年は特にNHKのドキュメンタリーが出色だ。今夜放送された「日本軍と阿片」。これまで戦争体験を記憶に基づいて語る人は多かったがこのように数字で明らかにされると説得力が違う。日中戦争を進めた日本軍(関東軍)の戦費が阿片でまかなわれていたという事実。中国を阿片漬けにしてその利益を吸い上げる。それまでイギリスがやっていたことを場当たり的にまねしたわけだ。
当時の日本の支配層は国民に対しては大東亜共栄圏の理想論を説きながら現実にはアジア諸国の植民地化、奴隷化を目指していたということ。(8/20追記)
炎天下に軽トラックの荷台に乗せられているワンちゃん。かわいそうに羊のようなフカフカの毛皮が暑苦しそう。
以前、白くまのように大きな犬と共同生活をしている夢を見たことがある。それ以来大型犬を見るとつい惹かれてしまう。犬を飼うならこのくらい大きな犬がいい。
昼過ぎから雷雨、気温がぐっと下がり久しぶりにほっとひと息。
北京オリンピックが始まった。国威発揚をめざす発展途上国型のオリンピックは疲れるなあ(東京オリンピックもそうだったんだろうけど)。このまま何事もなく無事に早く終わって欲しい。
植物の上に残る夜露や朝露というのは大気中の水分が集まったものではなく、水分調節のために植物の中から出てきたものだ、ということを最近になって知った。