ヨーロッパの経済不安、タイの騒乱、メキシコ湾での油田事故、韓国軍艦の沈没、国内では普天間基地問題に宮崎の口てい疫。地球の上は今日もトラブル満載。考えをまとめる余裕もない。
長かった連休モードも今日でおしまい。祝日法改正案が議論されているので全国一斉の連休というのはこれが最後かも(そんなに早くは実現しないか)。もし本当に実現すればこれは単にカレンダーが変わるというだけではなく、国の形を変えるほどの大きなインパクトがあるかもしれない。
古来より暦を作るのは支配者の特権だった。日本の年号は天皇家と結びついているし中国では支配者が変われば国の名前から変えている。さらに西暦を採用している国々はキリストの支配下にあるとも言える。
ひとつの国の中に異なるカレンダーがあるということは権力がそれだけ分散するということ。つまり明治以来の中央集権的国家運営から地域主権、あるいは道州制への第一歩になるかもしれない。
ギリシャの経済危機に始まるユーロへの不安。5年ほど前、トルコへ行ったときは1ユーロが160円を越えていたと思う。まさに飛ぶ鳥落とすほどの勢いがあり、そのうち米ドルにとって代わるのではないかと思われた。それがいまや3割以上も下落して通貨危機だと。わずか数年でこれほど激変するとは。ドルに続いてユーロ、その次は、、、考えたくないけどありうるだろうな。
四月の異常な天候がうそみたいに連休に入ってからは穏やかな天気が続いている。道路、鉄道をはじめ、どこの行楽地も混雑していることだろう。連休のたびに繰り返される民族大移動。渋滞のニュースも相変わらず、毎度お疲れ様。おかげで近所は静かでいいけど。