夜に入っても気温は30度、湿度は100%くらいあるんじゃなかろうか。梅雨が早くあけたと思ったらまたまた高温多湿の熱帯気候に逆戻り。
福島、新潟方面では記録的な豪雨が続いている模様。なぜ東北ばかりこれほど痛めつけられるのだろうか。
原発事故によって放出された放射性物質(死の灰)はどのくらいの量になるのか。兆や京のついたベクレルとかシーベルトと言われてもなかなかピンとこない。そこで大まかに理解するためには広島型原爆と比べるのが分かりやすいと思う。
昨日の国会での児玉龍彦氏(東京大学アイソトープ総合センター長)の証言は熱い怒りに満ちたものだった。東大にもこんな研究者がいたんだな。この中で氏は福島第一から放出された放射性物質の量は広島型原爆の20倍から29倍くらいと計算していた。そして今なお漏出は続いている。事態を甘く見てはいけない。詳細は是非こちらのビデオを
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15140556
こちらのYouTubeのビデオのほうが見やすいかも
http://youtu.be/DcDs4woeplI
メインで使っているデスクトップのデル君が動かなくなってしまった。アメリカ生まれのパソコンには(中国製だった?)日本の夏の暑さと湿気は厳しかったかな。
そこで予備にしていたA5サイズのミニノートを急遽セッティングして使い始めたところ、これがけっこう使える。たいていのことならこれで間に合いそう。小は大を兼ねる。しかもこちらは日本製、東芝のダイナ嬢。湿気にも強いかな?
カナカナカナカナ、、、カナカナカナカナ、、、
平地ではいっこうにセミの声が聞こえてこないのにここは別世界。ヒグラシの鳴き声が遠近感を伴って立体的に響いてくる。思わず聞きほれてしまうヒグラシ交響楽団。富士山麓、須走にて。
古い荷物を整理していたら70年代に撮ったネガがたくさん出てきた。保存状態は良くないがどれも懐かしい。まあこのころからカメラ小僧ではあったな。デジタル化する方法をいろいろ思案中。
もしこの爆発が起きればその規模と被害は3月の水素爆発とは比べものにならない。高濃度放射性物質が周囲数キロに飛散するだろう。核燃料はもとより使用済み核燃料プールの中の死の灰もすべて放出されてしまう。爆心地の近くは人はおろかロボットさえも近づけないほどの高放射線地帯になるだろう。となると他の号機の冷却などすべてできなくなる。かくして同様の爆発が次々と起こり、周辺は死の世界となる。核燃料は野ざらしのまま。しかし人は何もできない。ただ遠くから眺めるだけ。
現在福島第一原発から10キロ、20キロと同心円状に避難区域などが設定されているがこれらはこの水蒸気爆発に備えてのものではなかろうか。
ここから先はいよいよチャイナ・シンドロームの世界に入る。門外漢ながら最悪の恐怖のストーリーを考えてみよう。
建屋コンクリートの下は地盤の土。核燃料マグマは土と接触して激しく反応するだろう。地盤の土を一瞬にして溶かしながらスピードを上げて落ちていく。落ちた後には大きな井戸のような筒状の焼き物ができているだろう。これを原発焼きとでも名づけるか?数世紀後にはもし原形をとどめていればガラス張りで展示されることになるかもしれない。21世紀の遺産として。
しかしその前に土の中の有機物や水がガスや水蒸気となりあちこちから噴き出すだろう。噴き出し口が狭ければ地盤全体をブクのように膨らませる。この時点で建屋は倒壊。そして水蒸気ガスが地中に充満して臨界点に達したとき爆発が起きる。この経過は火山の水蒸気爆発と似ている。
福島第一原発の核燃料が今どういう状態になっているのか、そしてこれからどうなるのか。これはどんな専門家にもはっきりとは分かっていない。なにしろ人類が初めて経験する未知の事態なのだ。数十年後に解体してみれば分かるだろうがそれまで原形を保っているかどうか。
メルトダウンを起こして2千度以上に熔けたどろどろのマグマが厚さ16センチの鋼鉄の圧力容器を溶かし、3センチの格納容器を溶かし、建屋のコンクリートの床に落ちているのだろう(メルトスルー)。さらに厚さ数メートルのコンクリートの床も溶かしながらゆっくりと下へ下へ沈んでいるものと思われる。地下水から核分裂生成物が検出されていることからすでに一部は貫通しているのかもしれない。(メルトアウト)。
さてこれからどうなるか。
ジャズというのは久しく聞かなくなっていたけれども、このあいだ歩きながらふとコルトレーンの吹くマイ・フェイバリット・シングスが頭に浮かんでそれがずっと残っていた。家に帰ってからYouTubeで探したらありましたね、あったあった。すごいライブ映像。1961年ころか。フルートはドルフィーさんかな?レコードでは何度聞いたことだろう。たちまち記憶のスイッチが入りそのころのいろんな場面が一気によみがえる。感謝。
浅間神社は富士信仰の神社で祭神は木花咲耶姫命(このはなのさくやひめ)。関東一円に無数に点在しているけれども(1300社くらいあるらしい)、読み方が「せんげんじんじゃ」と「あさまじんじゃ」の二通りがあっていつも迷ってしまう。数では「せんげん」の方が多いようなのでとりあえず「せんげん」と読んでおけばいいのかもしれないが。
写真は御殿場市内の浅間神社。梅雨どきなのに空気が乾いていて心地よい。
カミキリムシは木材に穴を開けたり葉を食い荒らすということで害虫にされているようだ。しかし彼らとしてみればこうやって代々命をつなげてきたわけで今になって害虫などと言われるのは心外なはず。彼らから見ればむしろ人間のほうこそ害生物だろうな。
検索したらカミキリムシは国内だけでも800〜900種が確認されているらしい。昆虫の世界も奥が深い。