雪の朝はなんとなく気配でわかる。静かだし部屋の中が妙に明るい。予報では雪となっていたけれどもこれほどの本降りになるとは思わなかった。昨夜は携帯の地震警報で起こされたし今夜も揺れた。いずれも千葉東方沖。このところ活動が活発化しているのが気がかり。
3.11から一年近くも経つというのにいまだに被災地のガレキの処理が決まらないとは。
東京や神奈川、大阪などが焼却処理に名乗りをあげているようだけど運ぶだけでも大変だろうな。絆とか被災地支援とか言ってるけど、それはタテマエ。本音は処理費用が目当てだろう。復興予算10兆円(15兆円だっけ?)の奪い合いに民間企業だけでなく自治体までも殺到してるという構図。(なにが絆だ?)
被災地のガレキの処理については震災直後から宮脇昭さんがすばらしい構想を出しておられる。東北沿岸の津波被災地に300キロに渡って緑の防潮林を築こうというアイデア。ガレキの処理としてはこれが最も良いと思う。
「雪椿」は新潟県加茂市の酒。新しくできたショッピングセンターの日本酒コーナーで見つけた。ネーミングと細身のラベルデザインに先ず惹かれた。初めて飲む酒だけれども味は甘、辛、旨みのバランスが整っていてのど越し柔らか。これは好み。新潟の中にあって端麗辛口でないところもいい。値段は2300円ほど。値段と酒質のバランスも良し。
空気がだいぶ緩んできた。氷が張りつめたような冬の空気とは明らかに違う。昼間はストーブなしで過ごせるようになった。
暖かくなって気持ちまで緩んでしまったのか。今日はキャベツを切っていて自分の指まで切ってしまった。何事によらず目の前の一事に集中すること、一所懸命でありたいとは思いつつも、まだまだ雑念が多いね。
朝は晴れてたのにすぐに曇り、夕方からはパラパラと降りだした。都内では雪とか。こちらも夜半からはみぞれ混じり。でも積もるほどの降りではない。気温は現在4℃。念のため水引きした粘土が凍らないように毛布を掛けておいた。
図書館で借りてきたブレッソンの写真集。仕事の合間に気持ちを落ち着けるのにいい。
ここ数日、暖かい日が続いて助かる。土も乾くし体も軽い。週末くらいにはまた雨の予報だけれども立春も過ぎたことだしこれからは少しずつ暖かくなってくれるだろう。春までもう少し。
1961年の映画だけれどもこの中に出てくる猫の演技がいいと聞いたのでDVDを借りた。茶トラ(今で言えばアメリカンショートヘアーか)でちょっと太め。この猫が初めから最後まで出てきて脇役というよりは準主役。フィルムの時代に猫をよくここまで訓練したものだ。猫もトレーナーもすごい。
福島県川内村のミミズからセシウムがキロあたり2万ベクレル検出されたとのニュース。セシウムはミミズから野鳥、小動物、獣へと移行し、そのたびに濃縮されていくだろう。川内村は帰村宣言まで出している。ここには友達がいて何度か行ったこともある。とにかく気がかり。
大井松田付近の小田急小田原線。ここは撮影ポイントなのだろうか、鉄道ファンが数人、三脚にカメラを乗せていた。カーブした線路、トンネル、鉄橋、この三点セットがいいのかも。
厳しい寒さは続いているけれどもカレンダーの中に春の一文字を見ただけで気持ちは緩む。空は快晴。おかげで昼間の気温はだいぶ上がった。丹沢から流れ出る四十八瀬川の流れも勢いが増したように見える。