Lumix G1 + Kodak Ektar 44mm/f3.5 + Silkypix
夕日を追うように西の空に向かって飛んでいく旅客機。航跡が白くキラキラ。
大井松田付近の小田急小田原線。ここは撮影ポイントなのだろうか、鉄道ファンが数人、三脚にカメラを乗せていた。カーブした線路、トンネル、鉄橋、この三点セットがいいのかも。
12月に入ったとたんに寒くなった。冷たい雨が降り、東京では霙とか。そろそろストーブを出すべきか。
大磯で見かけたシトローエンDS。流麗なデザインに漆黒のボディーカラー。まるで博物館から出てきたようだ。
車の中でもっとも大事な部分はブレーキだ。エンジンが故障してもそれは車が動かなくなるだけの話で事故につながることは少ない。しかしブレーキが故障したら即事故だ。
トヨタ車のアクセルに続いてブレーキが問題になっているがこちらのほうが根が深いと思う。アクセルは部品の問題だがブレーキは思想の問題だから。
欧州車に乗ってみて驚くのはエンジンブレーキの使い方。たとえば赤信号の前で止まるとき、アクセルから足を放すと速度に応じてオートマティックにシフトダウンが行われ減速していく。そして最後はブレーキ。ところが日本車の場合はシフトダウンはなくブレーキペダルを踏むまで減速しない。その大事なブレーキの問題なのだ。
ブレーキもエンジンブレーキも極力使わないように運転すれば走行距離は伸びるだろう。しかしそれと引き換えに追突事故は増える。つまり安全を優先するか燃費を優先するかという考え方の違いなのだ。トヨタに限らず日本車は燃費性能(の数字)を競ってきた。その付けがまわってきたのだな。エコカーもいいけど事故を起こしてしまっては元も子もない。
トヨタの重役の会見を見て唖然。危機意識がまるでない。親方トヨタの落日を見た思い。もともとトヨタ車には全然興味がないが今プリウスを買うお金があったら中古でいいからポルシェが欲しい。
あったらいいなあ、と思うもの、第2弾は左足ブレーキの車なのだ。現在のオートマチック車のブレーキは右足で操作するようになっている。これはマニュアル車の名残で、クラッチを左足で操作するためアクセルとブレーキという相反する操作を右足一本で行うようになってしまったのだ。しかしもはやオートマチックが自動車の標準となり、ましてやハイブリッドや電気自動車の時代ともなればクラッチは不要。となれば車を扱う基本操作にも変革があっていい。つまり右足はアクセル、左足はブレーキという役割分担だ。
実はオートマチック車のブレーキを右足で踏むか左足で踏むかという論争は20年程前にもあって、左足ブレーキを唱えていたのは元F1ドライバーの中島悟氏だったと記憶している。現在のF1マシンもセミオートマになっていて左足ブレーキが標準。かく言うワタクシも左足ブレーキ派。最初のうちはとまどったが今ではこの方が絶対に安全、スムーズだと確信している。ただ現状ではどの車のブレーキペダルも右に寄っているので運転姿勢が窮屈。そこで初めから左足でブレーキを踏むように作られた車が必要なのだ。そしてこれを自動車製造大国である日本が率先して世界標準にして欲しいと思うのだな。
運転免許の更新のため警察署へ。今回はゴールド免許という通知。ということは過去5年間、無事故、無違反だったということだな。こんなことは初めて。車は安全運転に限るね。
それにしても更新時の講習はそろそろなんとかならないものだろうか。今回は30分で済んだけど内容はビデオを見るだけ。これが安全運転につながるとはとても思えない。ま、天下り団体(交通安全協会)のやることだからやる気のなさは歴然。うかうかしてるとここも存在意義を問われることになるかも。
鉄道趣味というのはよく分からないけれども最近では立派に市民権を得て、あちこちで耳にするようになった(昔からあったか?)。自分が運転するわけでもないのにどこが面白いのかと思うけれども、、、面白いんだろうなあ。
蒸気機関車も今では観光地で人気だけど高校時代は毎朝SLで通学してたので特に乗ってみたいとは思わない。当時の鹿児島本線はSLとディーゼルが混在していて、朝6時台の列車はSL機関車が2台連結された2重連だった。平地を走るのにどうして2台も必要だったんだろう。冬の暖房はあるが問題は夏で冷房がないので窓を開け放す。そうすると石炭のススがいっぱい飛んでくる。汗ばんだ肌にも服にもススが付いて困ったものだ。SLで良かったのはデッキにドアがなかったので動き出してからでも飛び乗れたこと。これで何度遅刻を免れたことか。
スズキに続いてスバルもWRC(世界ラリー選手権)からの撤退を表明。先のホンダのF1からの撤退もあり、企業経営者たちの狼狽ぶりが分かる。残るのはフォードとシトローエンくらいか。これではレース自体が成り立たないのではなかろうか。レース車両のベースとなるWRXには一度は乗りたいと思っていたが時代の流れは速すぎてそんな個人の思いなどあっという間に置き去りにされてしまう。
GM、フォード、クライスラーというアメリカの三大自動車メーカーへの支援を議会が拒否したというニュース。規模の大小に関わらず怠けた人(会社)は退場するという資本主義の原則(あるいはアメリカ精神)はいまだに健在のようだ。
写真は大井松田インター近くの東名高速道路の下。耐震補強工事が終わり橋脚がひとまわり大きくなった。
ホンダがF1から撤退するとのニュース。淋しくはあるが当然の判断だとも思う。ここ数年は成績が低迷し枯れ木も山のなんとやら状態。「こんなはずじゃない」という思いは観客だけではなく当事者たちも感じていたことだろう。どうしてこういうことになってしまったのか。
もしかしたらHONDAという会社自体が自動車への情熱をなくしているのかもしれない。最近ではロボットやジェット機へと進出しているが技術者にとって常に新しい分野へ挑戦することは魅力的だろう。しかしそこで本業がおろそかになってしまった。ハイブリッドではトヨタに先を越され、電気自動車では三菱に遅れをとった。軽自動車でもスズキやダイハツに抜かれている。このままでは自動車メーカーとしてのホンダの将来は暗いのではなかろうか。
ガソリンの値段がだいぶ下がってきた。昨日見かけたところでは121円というスタンドもあった。ただ今回のガソリン高騰でガソリン車離れは確実に加速するだろう。電気自動車はバッテリーの問題さえ解決できれば構造は簡単そうなので新規参入の敷居は低い。ピンチはチャンス。新時代の本田宗一郎が現れてくれないものか。
機械の発する音にも良い音と悪い音がある。オートバイはともかく自動車の音はほとんどが悪音。しかし時には例外もある。夜の海岸通り。後ろから車の間を縫うように追い越していったフェラーリ。クウォーンという乾いた音を残して消えていった。
この先は長い橋になっていてその下は深い谷。ちょうど霧の通り道になっているようで先が見えない。前の車が速度を落とした。こんなところで先頭を走るのはこわい。
携帯で撮ったのでずいぶん暗い写真になってしまったが近所のスーパーに来ていたスーパーセブン。駄洒落ではなくこんな車で買い物に来る人がいるんだな。もともとはロータスが作っていた車だがライセンスが移りケーターハムやドンカーブートというバックヤードビルダーに引き継がれたはず。以前一度だけ乗ったことがあるが車高が低く地面すれすれ。視点が低いので一般道を走るのは怖かった。さらに設計が古いので乗り心地も最悪。これだったらオートバイのほうがはるかに快適で楽しいと思ったものだ。記憶ではエアコンはおろかラジオさえ付いてなかったような気がする。もしかしたらヒーターも付いてないかも。ハードボイルドで生きるには痩せ我慢が必要だ。それと体力も。
車にETCを付けた(YAHOOで無料キャンペーンをやっていたのだ)。ETCレーンに入るとパカッとバーが開く。何もしてないのに勝手に開く。まあ便利ではあるけれどなにかもの足りない気がする。門を通るときには何がしかのセレモニーが必要ではなかろうか。そこで思いついたのが「開け!ゴマ」 目に見えない電波などではなく、呪文を唱えることでゲートを開けてやるのだな。そんなことやっても通行料金が無料になることはないけど。ま、お遊びです。
自動車を取りまく環境が今年になって激変している。まずガソリンがひところに比べて約5割も高騰。これは完全にオイルショックといっていい。おまけに駐車違反の取締りが異常に厳しくなった(これについては猛烈に意義あり)。おかげでちょっとした用事にも車が使えなくなってしまった。
だいたい車の存在意義というのは「いつでも、どこへでも、自由に移動できる」というところにある。ところが実際に運転してみれば道路は標識だらけ。さらにNシステムにより車の動きはすべて追跡監視されている。つまり車というのは今や法律と税金とカメラによってがんじがらめなのだ。
というわけでこれからは自転車なのだな。写真は一週間前にK君にもらったビアンキ。久しぶりに雨が上がったので川沿いの道をちょっと走ってみた。軽くて速い。でも体も目もついていかないのでしばらくは車の通らないところでトレーニングだな。
築地で見かけたカワサキのW650。ずいぶんきれいにレストアされてるなあ、と思っていたらとんだ認識不足だった。これは1999年に発売された新型のWとのこと。旧型のW(W1、W3)は1970年ころだったか。鉄の塊のように重心が低く、小回りはきかなかったが楽しいオートバイだった。この新型は先代の雰囲気をよく残しているが細部を見るとやはり最新の技術で作られていることが分かる。ウーン、ちとそそられる。
イスタンブールはアジア側とヨーロッパ側の新市街、旧市街の三つの地域に分かれていて、それぞれが海によってへだてられている。橋はかかっているけれど車の渋滞がひどいのでVapor(ヴァプル)と呼ばれる渡し船は今でも重要な市民の足。運賃は1リラ(約80円)。この船が気に入って何度も乗った。夕暮れ時のイスタンブールの街を船の上から眺めるのはいい。遠くに見えるのが新市街。ボスフォラス海峡をヨーロッパ側からアジア側へ渡っているところ。