homeotukimi 2002年2月


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ウルメ

 今日も一日ロクロ。25センチほどの皿ばかり挽いた。天気は曇り。こんな日は何かパーッとやりたい。
 夕方、魚屋へ行ったらウルメいわしが虹色に輝いていたので思わず買ってきて刺身にした。予想どうり味は濃厚。新鮮なので油や臭みは全く残らない。皿は昔作った瑠璃色の長皿。刺身には抜群の相性。酒は茨城の「酔富」。これまたふくよか。
 ま、ささやかな贅沢ではあります。お気楽、極楽、自営業。

2002/2/28




インド

 今日は父親の命日。もう30年近い前のことになる。インドへ行ったのはその2年後だったと思う。掃除をしていたら当時の写真が出てきた。いずれ何らかの形でまとめてみたい。
 今夜は満月でもある。神戸の地震はちょうど満月の日に起きた。天体の引力が地殻にも影響を及ぼすのは当然の事だろう。これからは満月と新月の日は防災の日と考えたほうがいいかもしれない。

2002/2/27




今日のロクロ

 25センチくらいの鉢を挽いた。底を丸く削り5本の足を付けて、ちょうどUFOが着陸したような形(見たことはないけど)にするつもり。
 カードリーダーの不調はUSBのコネクターに原因があったようで、何回か出し入れしているとたまに読みこめる時がある。なんともガタピシだなあ。これからが思いやられるゼィ。

2002/2/26 




地震

 昨夜からカードリーダーが不調。デジカメに入っているスマートメディアを読みこむものだが、これをパソコンが受け付けない。USB接続なので前から不安に思っていたのだ。写真はしばらくお休みになるかもしれない。
 友人から地震警戒の知らせあり。専門家の情報なのでありがたい。
 神奈川県西部は巨大地震の危険地帯。それは分かっているのに今まで備えは全くしてこなかった。これを機に本格的に地震対策をはじめねば。とりあえずは水と食べ物の確保から。近くの方、要注意です。

2002/2/25




味噌

 大豆を圧力鍋で煮る。それを丹念につぶしてから糀、塩と混ぜ合わせホーロー製の樽に漬けこむ。たったこれだけの作業なのにほとんど一日かかってしまった。2キロ(乾燥)の大豆を使って8キロほどの味噌ができた。これを半年寝かせれば本物の味噌になる、、、ハズ。
 それにしても糀の香りの良さ。大豆を煮る甘い香りとあいまって、今日は醸造場の雰囲気。次は酒(どぶろく)もいいかもしれない。

2002/2/24




大豆

 午後4時過ぎに本焼き終了。月曜日には出せるだろう。
 味噌作り用の大豆と糀が来てしまった。はじめての味噌作り。まだ心の準備も出来ていないし、漬けこむ容器もないのに。
 味噌樽は焼き物で作るつもりでいたのだがグズグズしている間に材料の方が先に来てしまったワケ。
 糀は生きているので早く使ったほうがいいとのこと。今夜はとりあえず大豆を洗っておいた。

2002/2/23




お茶だ

 お茶が届いた。今回は鉄観音2種にプーアル茶。バンコクで買ってきたものらしい。早速「水仙」というのをいれてみた。なかなかよろしい。横浜の中華街でもこれだけのお茶を探すのは難しい(あったとしても高くて買えない)。
 今夜から本焼き。このくらい温かいと作業が楽でたすかる。

2002/2/22




敷物

 昼過ぎに素焼き終了。徹夜明けでボーッとしたまま、展覧会の打ち合わせを兼ねて茅ケ崎の織物作家Iさんの仕事場へ行く。建設工事用の鉄パイプを組んだ中で新作の敷物が半分近く出来ていた。
 それからさらに足を伸ばして鎌倉、藤沢のギャラリーを回り帰宅。途中いつもの酒屋に寄ったら顔を見るなり試飲グラスが出てきた。すっきりときれいな酒。愛媛の雪雀(ゆきすずめ)だった。
 ストーブをつけて一杯やったらすぐにうとうと。徹夜明けの日はもうこのくらいが限界。風呂にも入らず就寝。

2002/2/21




夕暮れ

 飲み疲れでぼんやりしていると一日が早い。用事を2、3片付けているとすぐに日が暮れてしまう。
 あわてて走り回っている車の中からありふれた日本の夕暮れを一枚。
 夜はちょっとした懇親会で赤白ワインにビール。帰ってからは素焼きで徹夜。

2002/2/20




ぽっかり

 朝から快晴。富士山が真っ白。冬枯れた箱根、丹沢の山並みの中ではひときわ目立つ。山へ向かう途中面白い雲が出ていたので車の中からパチリ。
 今日は薪窯の修理、改修のため南足柄の山へ。焚き口の変更と火屏風の煉瓦積みをした。3月には共同でこの窯を焼かせてもらうことになっているのだ。
 昼食でも酒。終わってから夜も酒。例によって食べ過ぎに飲みすぎ。家に着いてからは意識なく熟睡。目がさめたら朝でした。

2002/2/19




お菓子

 今日はよくお菓子が集まる日だ。三方からケーキやらドーナツやらどっさりいただいた。
 甘いものは好きだが一日一個が限度。基本的に辛党なのだ。それなのについつい話しにつられて何個も食べてしまった。おまけにコーヒーをがぶがぶ。夜は35度の焼酎をストレートで飲んでいる。せっかく昨日までおかゆを食べて摂生していたのに、これではもとのもくあみ。「わかっちゃいるけど、、、」の植木等状態でゴザイマス。

2002/2/18




おかゆ

 今夜は久しぶりにおかゆ。一握りの米に水をたっぷりと入れて弱火にかける。グツグツいいはじめてから5分ほどで出来あがり。火は最後まで弱火のまま。
 土鍋は自作の丸鍋。おかゆ作りにちょうど良い。この鍋で普通のご飯も炊いているという人がいるので、今度やってみるつもり。

2002/2/17




干物

 以前は魚は刺身で食べるのが一番だと思っていた。でもこのごろはひと手間かけたものの方がおいしく感じる。
 たとえば干物。作るのは簡単なようで実は結構難しい。塩の加減や干し加減など、店によって味はさまざま。これは「魚K」の太刀魚の干物。「魚T」の上品なものに比べると作りは荒いが、それでも最近はだいぶレベルが上がってきている。
 まあ、どちらにしてもスーパーで買う干物とは全くの別物。海辺に住む幸せを感じる時でもある。

2002/2/16




 星野道夫の本を読みながら徹夜してしまった。風邪気味なのできちんと睡眠をとらなければいけないのに、こんな時に限って目が冴えてくる。かくしてテーブルの上には飲みかけの酒と紅茶が並んでいる。
 このところまた日付の感覚がなくなっているので整理をしておくと、今は2月16日の土曜日、朝11時。今日からは正常な時間に戻します。

2002/2/15




 久しぶりに本屋とCDショップへ行ったらあちこちで咳やくしゃみ。これは危ない。案の定、夜になって鼻がむずむずしてきた。こんな時はヨガ式鼻の浄化法。
 写真の容器に温めた食塩水を入れ顔を傾けながら鼻に通していく。これは知り合いのヨガの先生堀之内さんに教えてもらったもの。詳しくはこちらへ。鼻がきれいになると頭まですっきりしてくる。
 もっとすごいのは細いゴムの糸を鼻からのどまで通すこと。これはまだ一度しか体験してないのだけれど、強烈。頭ばかりか目や耳の感覚まで澄みきってくる。こんなことを毎日続けていたら哲学したくもなるだろうし、0(ゼロ)の発見というのもうなずける。

2002/2/14




手作り

 お菓子つくりには縁がないのだがチョコレートも手作り出来るとは知らなかった。
 これは友人のお嬢さんの手作り。手に取るとすぐに溶けそうなほど柔らかい。真冬の2月でこれなのだ。バレンタインが夏でなくてよかった。でも熱い国の人たちはどうしているのだろう。作るほうももらう方も苦労しそう。ま、よけいなお世話か。とにかくごちそうさまでした。

2002/2/13




新顔

 仕事場の外で猫がけんかしていたので出てみた。一瞬たぬきかと思ったがやっぱり猫だった。新顔だ。しぐさから見て一目で飼い猫とわかる。近くに住宅地が出来たのでそこから来たのかもしれない。
 猫なので目つきはきついが性格はシャイ。今日は1メートル以内には近づけず。まあいい。そのうちゆっくり遊んでやろう。

2002/2/12




滑降

 スキー競技の中では滑降が好きだ。1000メートル近い高度差を一気に滑り降りるスピード。これぞスキーの醍醐味。他の競技はどれも箱庭的で面白くない。
 以前スキーに狂っていた時期がある。いろいろやってみたがやはりウェーデルンよりもパラレルの方が性に合っていた。
 理想は山の頂上から麓までハイスピードのパラレルで一気に滑り降りること。これを1日に1本か2本滑り、あとは温泉でぬくぬくと過ごす。そんなスキーだったらまたはじめてもいいかなと思う。

2002/2/11 




ゆらり

 冬よ来い。などと書いたら本当に寒くなってしまった。こんな日は削り仕事が向いている。
 これは前にも作った底の丸い器。前回のものに納得がいかなかったので作り直してみた。少し厚めにしたらだいぶ形がしっかりしてきた。ゆらゆらゆれるので「ゆらりの器」とでも呼ぶことにする。

2002/2/10




夕日

 藤沢のギャラリーに行く途中すごい夕焼けだったのでパチリ。
 寒くなると聞いていたが相変わらず温かい。このまま春になるのかと思うと何か忘れ物でもしたようで物足りない。冬には冬をしっかりと味わっておきたいのだ。
 冬よ来い。来なければこちらから行くしかない、、、雪国ツアー決行か?
 とはいえいつのまにかオリンピックが始まってしまった。またずるずると出不精になってしまいそうでコワイ。

2002/2/9




山羊

 これは大磯・徳重工房のじゅうたん。2メートル四方くらいの大きさで厚みが2センチ以上ある。頑丈でずっしりと重い。素材は山羊の毛。めぐりめぐって数年前我が家に落ち着いた。
 子供のころ近くで山羊を飼っていたが、大きな赤い目をしていてちょっと近寄りがたかった。その山羊は白い毛だったがこちらはギリシャの山羊の毛。黒褐色で長く、しかも硬い。上に寝転ぶとチカチカと痛いほど。しかしこれを敷くと部屋に重石を置いたようで、安普請の部屋も急に落ち着いてくる。ありがたく使わせてもらってます。

2002/2/8




 箱書きは苦手。どうも緊張してしまっていけない。きちんと作られた桐箱を自分のきたない字で汚してしまうのかと思うと気がひけるのだ。こうして白木の箱を前にするといつも迷ってしまう。
 結局最後には開き直って書いてしまうのだけれど、やはり後悔することのほうが多い。でもそれが自分の姿。いまさらじたばたしてもしかたがない。ありのままをさらけ出してやっていくしかありませぬ。

2002/2/7




カレイ

 いつもの魚屋へ行ったら運良くメイタカレイがあった。もちろん今朝の獲れたて。早速から揚げにする。
 北陸や瀬戸内海など魚のおいしいところは多いけれども、この味はどこにも負けないと思う。とにかく背骨だけ残して全部食べられる。特に好きなのが尾びれや背びれ。パリパリとして香ばしい。
 いずれ「相模湾のさかなベストテン」のコーナーを作るつもりなので、そのときは必ずこのメイタも入れるつもり。
 今日は天気もよかったので久しぶりに大掃除をした。しかし一日続けたのに全然片付かない。それだけゴミが多いということ。日々の心がけが大切。

2002/2/6




玉石

 朝から雨。気圧が低いと何となく元気も出ない。こんな日は単純作業が向いている。
 というわけで今日はミルの中に入れる玉石を作った。素材は磁器土。使っていくとどんどん削れて、次第に小さくなっていく。
 そういえば学生時代に似たような作品を作り、グループ展に出品したことがあった。
 焼き物作りは地球の営みに似ている。マグマが冷えて岩になり、それが風化して土になって地中深く沈みこみ再びマグマとなる。そうした何万年、何億年とかかるサイクルを短時間のうちにやってしまうのが焼き物だ。
 焼き物で石ころを作ることで、そんな地球のサイクルをささやかながら表現したつもりだった。古い話。
 またネズミ発見。困った。

2002/2/5




ミル

 釉を作るにはポットミルを使う。種類によって1時間で終わるものもあれば6時間回すものもあり、最も長いものでは1日かけるものもある。今週は釉作り週間に決めて、ミルをまわし続けることにする。

2002/2/4




ローライ

 友人に貸していたローライがやっと返ってきた。昔から写真は好きで、どこへ行くにもたいていカメラを持ち歩いた。しかし最近では大判とデジタルを使うことが多く、ローライの出番はほとんどなくなっていたのだ。
 久しぶりに触れてみると、やっぱり不便。一枚撮るのにけっこう時間がかかる。でもこのゆっくりとしたリズムが懐かしくもある。
 いつかこれを持って「世界露地裏めぐり」でもやってみたい。さしあたっては東京の根津、谷中あたりからはじめてみるか。

2002/2/3




 午前中横浜まで所用でとんぼ返り。途中あちこちで梅を見た。横浜でも小さなしだれ梅が満開。今年は早い。
 梅の花は好きなので毎年楽しみにしているのだが、こんなに早いとなんだかあっけない。温暖化のことも頭をよぎりちょっと不安にもなる。

2002/2/2




土練り

 今日は一日土練り。機械を使うのだが動きが遅いのでけっこう時間がかかってしまう。これは半磁器土。真空土練機を使う。ちなみに陶土は普通の土練機。磁器土はすべて手で練っている。
 夕方、車のタイヤをスタッドレスに替えた。今年はまだ雪景色を見ていないのだ。雪の奥入瀬、信州の温泉さらには冬の奈良にも行ってみたい。パスポートも作った事だし、これで国内でも国外でもいつでも脱出の準備は出来た。さて、あとは先立つものが必要だがこれが一番の悩み。

2002/2/1

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