丹沢
小田原(南足柄)のお店に焼き物を届けたついでに思い切って丹沢まで足を延ばした。中川温泉のさらに上流、ここから一山越せば向こうは山梨県だ。
夏のキャンプシーズンが終わった山は静か。バス停では登山客が一人帰りのバスを待っているだけで他に人影はない。思いっきり深呼吸をし、冷たい川の水に触れてきた。
2003/9/30
☆
木漏れ日
気持ちよく晴れた一日、鎌倉までドライブ。海沿いの道は日射しが強く暑かったのに、鎌倉市内に入ったとたんにひんやりと涼しい。樹木が多いせいだろうか。
宝戒寺の境内は名物の白萩がそろそろ終わり、かわりに大きな芙蓉の花が風に揺れていた。
2003/9/29
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梅干し
玄米にはごま塩と梅干しが欠かせない。ただしごま塩は自分で作れるけれども梅干しは無理。簡単だという人もいるがまだ作ったことがない。で、スーパーへ行って探してみた。ところがなんと昔ながらの塩だけで漬けた梅干しがない。種類はかなりあるのに一つもない。全部添加物で変に甘くしたものばかり。困るなー、こういうのって。
結局近くの農協の売店まで行き、やっと見つけることが出来たけれども、いったい日本人の味覚はどうなってしまったのか。こんなことなら来年は梅干し、やってみるかな。
2003/9/28
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チェロ
朝晩の空気がピリッと透き通ってくるとチェロが聴きたくなる。当然バッハの無伴奏チェロ組曲。すべてのチェリストにとってこの曲はバイブルのようなものなのかもしれない。名だたるチェロ奏者がこの難曲を録音していて、聴き比べが面白い。家にあるのは写真のミーシャ・マイスキーとヨー・ヨー・マ。これは夜と昼ほどの違いがある。好みはマイスキー。他に聴いたものの中ではビルスマとシュタルケルが良かったかな。いずれそろえたい。
2003/9/27
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高麗山暮色
昨日から雨が降ったり止んだり。しかし夏のような蒸し暑さはないので過ごしやすい。夕暮れ時、高麗山も雨にけむっている。高麗山と書いてコマヤマと読む。名前の通り古代、渡来人の伝説が残っている山だ。
たしか安藤広重の東海道五十三次の版画にも描かれていた。江戸から歩いてくれば、おそらくこれが最初の山らしい山のはず。このすぐ下を東海道線と国道一号線が走っている。電線に止まっているのはカラス。
2003/9/25
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玄米
台風が過ぎたあと、急に秋めいてきた。空気が乾いていて気持ちいいが、風は冷たいので昼間でもTシャツだけでは寒い。
昨夜は先日の三人展の打ち上げ。会場は大磯の「布う」。蕎麦と天ぷら(鮎の天ぷらを初めて食べた)で満足。しかし家へ帰ってから喉が痛い。で、案の定、今日は一日ダウン。
夏の間の不摂生のツケが今頃になって回ってきたか。心を入れ替えて今日から玄米ご飯。はたしていつまで続くかな。
2003/9/23
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CHIANGMAI TEA SHOPPE
京都から中国茶のお土産便。一応中国茶と呼んでいるけれども、実はタイ土産なんだな。赤く染めた木綿の袋にはチェンマイ・ティー・ショップとある。中身は鉄観音二種に上品な水仙。それと地元タイはメーサロン産の「東方美人」、これは興味あり。おすそ分けは、、、できません。
お茶は緑茶だけではないし、また漢民族だけの発明でもない。こうしてタイの奥地にも茶の文化は生きているのだ。
朝起きたときから右手首がおかしいと思ったらいつもの腱鞘炎。前日、ロクロの配置変えなどで重いものを無理に動かしたのがいけなかったのか。今日は右手が全然使えない。忙しいときでなくて良かった。
2003/9/19
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彼岸花
9月に入って真夏のような暑い日が続くが、外に出れば彼岸花がすでに満開。季節は確実に巡っている。
彼岸花のような赤い花はデジタルカメラにとっては苦手なもののひとつ。色がどぎつく、輪郭も際だってしまうのでまるで合成写真のように見える。
ちょうどCDがLPレコードに取って代わったように、今後デジタルカメラは急速に普及するだろう。しかし画質ではまだまだフィルムにはかなわない、というか質が違う。したがってデジタルがどんなに発達したとしてもフィルムカメラが消えてなくなるようなことはないと思う。
今夜から素焼き。
2003/9/18
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稲穂
今から30年ほど前だったか、8月になってほとんど毎日雨ばかり降っていた年があった。今年はそれに匹敵する異常気象。低温と日照不足のため米作りには大打撃だろう。近くの田んぼの稲もどうも元気がない。葉は変色が目立つし穂先はまだふくらみが足りないように見える。収穫できるのはどのくらいだろうか。
2003/9/17
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ロクロ
注文していたロクロがやっときた。外観は従来型と似ているが中の構造は全く違う。一番の相違点はダイレクトドライブ方式になったこと。つまりモーターの回転軸と回転板が直結している。これまでは変速を行うのにプーリーを使って機械的に回転数を変化させるという原始的な方法がとられていた。そのため音と振動がひどかった。
早速電源を入れてみた。無音。レバーを押すと音もなく回転し始める。モーターの音はほとんど聞こえない。それより回転板の風切り音のほうが大きいくらい。評判通りの静けさ。もちろん振動もない。
思えば去年の四月、この欄で「どこかに音も振動もなく回る気持ちのいいロクロはないものだろうか」と書いたが、一年経ってそれがこうして現実のものになっている。もしかしてメーカーの人もこれを見て開発したのかな?
それはともかく、やはり製造業にとって競争があるというのはいい。これからは枯れ葉の落ちる音さえ聞きながらロクロ仕事が出来るのだ。ありがたい。
2003/9/16
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ルネッサンス
まだまだ暑い日が続く。日射しの透明感は増したけれども、秋と呼ぶにはまだ早いかな。白い雲、黒い雲が乱れ飛んでいる空からはなぜかルネッサンス期の絵画を連想した。イタリア、一度は見ておきたい。
今日聴いた「音楽」、フジ子・ヘミングのピアノ。パールマンのバッハ。ニーナ・シモンの弾き語り。
2003/9/15
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連休
連休は町田のK君宅でビール三昧。すぐ前の神社ではちょうど秋祭りの最中で提灯の明かりが懐かしい。境内には舞台もあってドサ回りの演歌ショー。ただ参道の夜店のオニイさん、オネエさん方の言葉はどうも日本語より外国語のほうが多いようだった。
2003/9/14
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満月
先月までに比べると空気がだいぶ澄んできたようで、月の輪郭もはっきり見えるようになってきた。それにしても暑い。台風のコースには入らなくて済んだが、その代わりにこの熱気。予想外(予定外)の暑さなので体がついていかない。明日はさらに気温が上がりそうだ。残暑ももうこのくらいにしてもらいたい。
2003/9/13
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震源
11日、山梨県東部・神奈川県西部でM5.6の地震があったらしい。深さが568キロなので揺れはまったく感じなかったが、ちょうど一週間前、今月4日に見た噴煙状の雲はこの地震に関係していたのだろうか。
この写真は前日の10日に見た雲。海沿いの湘南大橋の上から富士山が見える。その右上に黒い雲が湧いていて、珍しい雲だったので撮っておいた。位置的には今回の震源の真上あたりになる。
2003/9/11
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香台
神具の三方をアレンジして作り、「香台」と名付けた作品は用途などは特に考えていなかった。まあ、塩を盛ったり、つまみ入れにしたり、もちろんお香もたいたりできるかな、、、などと漠然と思ってはいたけれども、なんとこんな使い方もあったのだ。これは新しい発見。実際、植物付きで買ってくれた人もいた。またまたFさんに感謝。
2003/9/10
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ホトトギス
陶器は焼き上がってからも若干吸水性が残っていて、花器などに水を入れたままにしておくと底がしっとりと濡れていたりする。水漏れを防ぐには内側にシリコンなどの撥水材を塗るか、きめの細かい土を選んで使う。ただ吸水性のない土というのは粒子が細かく、収縮が大きくて困る。
今回の土は吸水性はほとんどない。そのかわり収縮はすごくて、作ったときと比べると感覚的には2割近く小さくなったような気がする。このギャップには未だに慣れない。
2003/9/9
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環器
須恵器の壺を考えていたら、それがいつのまにか丸いドーナツ状になり、面白い花器になった。中は空洞なので穴の開け方でいろいろ楽しめる。色は風化した須恵器の黒。環器(かんき)と呼ぶことにした。
会場ではFさんがシダを生けてくれた。根元には何かの黒い実。こういうことは自分ではできないのでありがたい。
2003/9/8
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噴煙?
南関東での地震が気がかり。今年は曇りの日が多く雲の観測はほとんどできていないのだが、この雲は怖かった。日付は9月4日。方角は北の丹沢方面。まるで丹沢が噴煙をあげているようだった(丹沢は火山ではない)。たしか阪神の震災の前にもこんな雲が撮影されていたような記憶がある。杞憂であればいいが。
2003/9/7
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祭り
展覧会の期間中は生活が一変する。食べるものも着るものも違ってくるし、なによりいろんな人と出会う。懐かしい人もいれば初めて会う人も多い。たくさん日本語を話し、聞き、今の自分を確かめる。まあ、一種のお祭りと言ってもいいかもしれない。
今回は会場が気持ちよく、展示もスムーズにできた。日本茶の喫茶店がおいしいし近所の散歩も面白い。というわけでイベントとしては二重丸だったかな。
みなさま、どうもありがとうございました。
2003/9/6
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朝顔
なんとか無事に展覧会の初日をむかえることができた。しかしほっとしたのもつかの間、大事な原稿の頼まれものがあって結局今夜も徹夜になってしまった。
窓の外には日が昇る前からすでに朝顔が咲いている。今年はこの水色のほかに小ぶりの真っ白い朝顔も咲いている。
今日は旧式のノートパソコンを使った初めてのモバイル更新。ただカメラの接続コードを忘れてきたため展覧会の会場風景は掲載できず。残念。明日秋葉原に行く余裕があれば探してみよう。
2003/9/4
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