homeotukimi 2002年11月


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井戸

 台所の配水管を取りかえるために穴を掘っておいたら、そこになんと水がたまっていた。愕然。地中から水がしみ出しているわけで、これは湿気対策どころの話ではない。家の中に井戸ができるではないか。
 ものは考えようでそれもまあ悪くはないが、ただでさえ湿度の高いところなので室内の水気はできれば避けたい。外周に沿ってぐるりと排水溝をめぐらすか。大変だなあ。ますます頭がいたい。

2002/11/30




口作り

 今日はジャッキを使って北側の壁全体を2センチほど持ち上げた。細心の注意を払って作業していたつもりなのだが、ジャッキを支えていたブロックが重さに耐えかねて崩壊するというアクシデント。冷や汗が出た。
 日本酒のコーナーを充実させるべく、夜はせっせと飲んでいる。このところ2本続けてはずれ。満足できるのは少ない。
 ぐいのみは口作りがいのち。最近はこの天目形のぐいのみがお気に入り。

2002/11/29




夜道

 アナログの一眼レフで使っていたストロボがデジカメでも使えることが分かった。設定は分かりにくいがアバウトでも何とか撮れる。
 夜道の途中で出会った猫。警戒心もなく、カメラを向けても逃げない。ただこんな寒い夜に外に出ているというのは、、、もしかしたら捨てられたかな。

2002/11/28




Earth Walk

 恐竜の足あとの化石が発見されたりしているがこれはヒト(私)のもの。結構バカなこともやっております。全長7メートルほどの作品で、9個のパーツに分けて低い温度で黒く焼いている。
 細かく砕いてしまおうかと思ったが、このままの状態で山荘の土の中に埋めておくことにした。数万年後には本物の化石になってくれるかな。それまでヒトが生き延びているかどうかは分からないが。

2002/11/27




えぼだい

 相模湾ではこの時期「えぼだい」が豊漁のようで、魚屋でもスーパーでもよく見かける。しかも驚くほど安い。ほとんどイワシ並み。でも味は立派な高級魚。
 新鮮なので塩焼きもいいが今日は煮付けにした。このあと残りの煮汁でうどんというのが定番コース。
 皿は30年前の快山窯。

2002/11/26




落ち葉

 今日は一日雨。一か月ほど前に大量のギンナンを降らせたイチョウの大木の下は、今は黄金色のじゅうたん。一年の役割を終えた葉が雨に濡れて最後の輝きを見せている。

2002/11/25




サトイモ

 水まわりに詳しいIさんが来てくれたのでいろいろと相談。風呂場の排水や建物全体の湿気対策についてアドバイスを受ける。Iさんは大分出身で酒豪。当然飲みながらの話となる。
 つまみにサトイモをホイル焼きにしてみた。薪ストーブの上で焼くと焦げ目もついてもっと香ばしく焼けるのだが、レンジでは上品。しかし十分おいしい。サトイモはこれが一番かな。

2002/11/24




未練

 砂利を入れる前に古い作品を砕いて敷き詰めている。車で毎日運んでもなかなか減らない。よくまあここまで溜め込んだものだ。ほこりを払ってよく見ればいろんな事が思い出されてつい手が止まってしまうが、しかし未練を振り払い捨て去ることで新たに生まれるものもあるだろう。事実、仕事場の整理が進むにつれ爽快感も広がっている。

2002/11/22




落款

 版画にサインではなく落款(らっかん)がほしいといわれ、急遽作ってみた。石を彫刻刀で彫ってやっとここまで。古典的な具象作品ではないのでこれでいいかな?ただ四角い枠がまだちょっと強すぎるかも。
 始めるまでは億劫だが作ってみると面白い。篆刻(てんこく)の道具もそろえたくなってきた。

2002/11/21




お見舞い

 午前中お見舞いのため小田原の病院へ行く。ご家族の心労を思うと何か力になりたいのだが、うまく言葉も出ず、ただぎこちなく立っているだけという情けなさ。介護や看護については車椅子の操作さえ知らなかったのだ。
 病院内では女性が主役。病院だけではなく、出産、育児、それから日常の食事そして介護とヒトの生命を現実で支えているのは女性だということを思い知る。
 写真は今朝の相模湾。

2002/11/20




一年

 このホームページを作ってからちょうど一年が過ぎた。365日、一日も欠かさず、、、とはいかなかったけれど、よく続いたものだと思う。まだ未完成のところは多いがこれでいいと思っている。大事なのは常に動いていること。
 これからもどうぞよろしくお願いします。

2002/11/19




精気

 川の流れを見ていると、ただ眺めるだけでなくもっと積極的に川と関わりたくなってくる。暑い時ならばドボンと飛びこむのもいい。
 それから釣り。細い糸一本で自分が別の世界と繋がっているという感覚は得がたいものだろう。ただ渓流釣りは道具立てが大変そう。餌も毛ばりだのルアーだの何だか頭がこんがらがりそうで、これはあきらめた。
 で結局写真を撮ることで今は満足している。アナログはモノクロの大判、カラーはデジカメ。川へ出かけると精気をもらうのか何となく元気になってくるから不思議。

2002/11/18




木地師

 横川の上流は木地師の里でもある。木地師は近江が発祥とされ、そこから2派に分かれて全国に散っていったという。各地の山を良材を求めて渡り歩く職人集団。気位も高く、村里からはなれて独自の生活を守っていたらしい。墓石の前に立つ石仏の気品。中世からここは木地師をとおして京と直結していたに違いない。
 写真は2年前の12月。雪が降り始めている。
 今夜から本焼き。仕事もしなくっちゃ。今回は久しぶりに陶器を焼いている。

2002/11/17




ウォーターフロント

 CDプレイヤーが修理から戻ってきた。ノイズの原因はとうとう分からなかったらしいが、真夏の高温によるICの誤作動の可能性もあるとのこと。たしかに毎年暑くなっている。オーディオにも冷却ファンが必要か。
 Iさんの個展の最終日なので、午後おそく天王洲まで行ってきた。話題のウォーターフロントだが暗くなっていたので風景までは楽しめず。結局とんぼ返りになってしまった。写真は横川。

2002/11/15




ダム

 国道246号線がバイパス工事中なので渋滞がひどい。いまどき珍しいマニュアル車に乗っているので足も疲れる。しかし山荘まではほかに道がないのでどうしようもない。工事は年内に終わってくれるのかな。
 この季節の渓流には写真のような落ち葉のダムがあちこちにできる。色も形もさまざま。葉の種類のなんと豊富なことか。

2002/11/14




流れ

 朝、熊本のS君より電話。S君は高校の同級生。穏やかでゆったりとした話しぶりに時間も距離もなくなったような気がした。聞けば趣味で陶芸をやっていて阿蘇の山麓に工房を計画中とか。
 阿蘇、天草、島原、、、。もう何十年も行ったことがないのに最近妙に惹かれる。と同時になぜ自分はここにいるんだろうとも思う。自分の場所っていったいどこにあるんだろう。上の写真のように、いまなお勢いよく流れているつもりではあるのだが。

2002/11/13




 写真はしばらく信州シリーズを続けます。ここは小黒川上流。大きな岩の上の窪みに水がたまり、落ち葉が沈んでいた。表面にはすでにうっすらと氷が張っている。
 今日からまた山北へ通うことになる。また新たな気持で取り組みたい。

2002/11/12




渓流

 今回は横川、小黒川という2本の渓流へ行ってきた。といっても釣りをするわけではなく、ただ水の流れを見るだけ。いわば渓流ウォッチングなのだ。どちらも以前真冬の時期に来た事はあったが雪が多くて流れはよく見えなかった。今回は黄葉の季節でもあり絶好のウォッチング日和。
 源流から流れ始めた生まれたての水が透明な光を浴びてキラキラ輝いていた。

2002/11/11




行者蕎麦

 週末、思い立って信州へ行ってきた。ここは伊那の山奥の蕎麦屋。名前の由来は分からないが太打ちの十割蕎麦。味の方は真面目な田舎蕎麦といったところでたっぷりの大根おろしで食べるのがいい。それより驚いたのはその繁盛振り。日曜日ということもあってか30分くらい待たされた。山奥の看板も出てないような蕎麦屋でこれだけやっていけるという事は、、、山北で冗談蕎麦なんて言う手もあるかも。冗談ですよ。

2002/11/10




熊本の酒

 瑞鷹(ずいよう)。酒販店で見つけてはじめて買ってみた。精米歩合が63%と低いのでわずかに雑味も感じるが、味はどこまでも柔らかくなめらか。これはやはり水のおかげだろう。阿蘇山からの伏流水があちこちに涌き出していて熊本は水の町でもある。
 不思議なことにこれまで熊本の酒には縁がなく、ほとんど飲んだことがなかった。これを機に日本酒による熊本めぐりでもはじめてみようかなっと。

2002/11/8




無関心

 山へ行くと必ず挨拶にくる近所の猫。しだいに距離が近くなって、今日は家の中までやってきた。目つきはきついがまだ子猫。でもちょっとノラっぽいかな。むこうが警戒心を緩めるまでは無関心を装うのが一番。ま、当分勝手に遊んでなさい。

2002/11/7




紅葉

 山のもみじが紅葉し始めた。日がよく当たる西側から赤くなっている。谷あいなので寒いとは思っていたが先日などは午後7時頃に外気温がすでに0度。一瞬ここはどこかと思ってしまった。まさか温度計が狂っているわけでもあるまい。海側と比べると5度以上低いようだ。

2002/11/6




CLAY PRINT

 友人の住む集合住宅の地下室で2日間のお祭り展覧会。誘われて数年前に制作した版画を出品した。粘土で版を作るのでCLAY PRINTと名づけたもの。
 きっかけはエネルギー問題。粘土を焼かずに何か作品が作れないかと考えた(焼き物は膨大なエネルギーを消費する)。しかも粘土を焼かないので使った土は何度でも再利用できる。これは資源の節約にもなる(粘土は貴重な天然資源)。
 打ちはなしコンクリートの壁がモノクロームの作品によく合っていた。またはじめてみようかな。

2002/11/3




地震雲?

 用事が4件ほどたまっていたので東京まで出かけた。途中地震雲らしきものを確認。写真の街路灯の先に見える平たくて横に伸びている雲。場所は東名高速海老名付近。方角は北東。
 翌日、宮城沖でM6.2。千葉のマンションの8階の部屋でも長い時間ゆらゆらとゆれた。

2002/11/2




新米

 炊きたての新米でおにぎりを作った。熱いうちに手のひらに取り、中にはおかかと梅干。握力をかけてしっかりと握った。おかずはだし巻き卵、生姜の味噌漬、椎茸の煮物、からし菜漬け。満足デス。

2002/11/1

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