homeotukimi 2002年12月


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暮れ

 振り返ればなんとも迷いっぱなしの一年だった。年が明けたところで状況が変わるわけではないのだが、それでもかすかな期待はある。すべては自分が何を思い願い、いかに決断するかだ。

2002/12/31




ゆず

 久しぶりに大掃除。テーブルの上も数ヶ月ぶりにすっきりとした。やればできるのに、どうしていつもゴミばかりたまってしまうのか。来年はこの状態をなんとか維持したい。
 これだけ柚子があると香りがすごい。わざわざ刻まなくても十分薬味になってくれそう。

2002/12/30




 久しぶりに山北へ行ったらやっぱり寒い。午後3時でもこのとおり。足もとの草も枯葉も霜に覆われたまま。歩いたらごわごわとした感触が伝わってきた。

2002/12/27




 夜になってぐっと冷えこんできた。天気予報では明け方氷点下に下がりそう。土が凍ってしまうと大変なので薪ストーブの中のオキを多めに残しておいた。室内にほんの少しでも火の気があれば大丈夫。

2002/12/26




 風は強いが暖かい一日だった。昼間はストーブも要らないくらい。
 今日は丸皿。中を渦巻き状に削ってみた。

2002/12/25




四角

 家の周りにはジョウビタキもよく来るのだが、いつもタイミング悪く写真撮れず。でも今年中には撮ってみたい。
 分厚くて四角い皿を作っている。さて、これからどこまで削っていこうか。

2002/12/24




梅にメジロ

 メジロが家の近くにもやってきた。お目当てはやはり隣りに実っている柿。
 この枝は梅なのだが写真で見るとすでに花芽がはっきりと分かるまで大きくなっている。1月末には咲き始めるはず。

2002/12/23




夢一石

 今年の「夢一石」はなんと陶器の甕入り。この酒は友人のMさんらが参加している一石会が米作りから関わって作っている酒。これは原酒でしかも底のほうには濁りもある。醸造は越後長岡のお福酒造。味は辛口。若いながらも力強く男性的な酒に仕上がっている。
 新潟流のいわゆる端麗辛口で水みたいな酒というのは好みではないのだが、これは原酒ということもあり米の味がたっぷり味わえてうまい。このくらいパンチがあればいい。この勢いで新潟の酒に革命をおこして欲しいもの。

2002/12/20




ウクレレクラブ

 昨夜は乃木坂まで松宮君のウクレレを聴きに行った。彼は学生時代からの友人でプロのスタジオミュージシャン。本職はギター。
 ウクレレクラブは彼のウクレレと太田和男氏(Vo.&G)のデュオ。歌ありJAZZありPOPSありと豊富なレパートリーで楽しませてくれる。プロの出す音にはいつまでも安心して聞いていられる心地よさがあった。太田さんの歌も戦前、戦後ののどかな日本語のジャズを聴いているようで一遍で好きになった。

2002/12/19




 Iさんが新しい風呂桶を調達してくれたので横浜まで受け取りに行く。
 途中、雲の動きが気になって車の中からパチパチ撮った。北東の方角から延びた雲がヤツデというか麻の葉のように全天を覆っていた。他にも層状の雲があちこちに出ていて、さながら地震雲のオンパレード。ただし規模はいずれも小さい。
 空ばかり気にしていたのでとうとう道を間違えてしまった。

2002/12/18




丸干し

 写真が読みこめないのでおかしいと思ったらスマートメディアが壊れていた。これで2枚目。全く信頼性ない。
 朝から天気が良かったのでイワシの丸干しを作った。適当な塩水にしばらく漬けてから竹かごにのせて干す。猫に取られないよう気をつけながら数時間。上出来。

2002/12/17




もみじ

 ひところ真っ赤な色に染まったもみじが、今はすべて枯れ落ちて褐色のじゅうたんとなっている。葉の役目はこれで終わりではなく、このまま何層にもわたって積み重なり朽ち果て、やがて再び自身の木の養分としてよみがえるわけだ。植物もかしこく生きている。

2002/12/15




薪ストーブ

 材木の端ぎれをいっぱいもらったので仕事場では薪ストーブを焚いている。温かさは石油ストーブとは段違い。しかもこの上でお湯も沸かせるし焼き芋もできる。欠点をあげるとすれば、薪を用意するのが大変なこと、それと火を見ているとついついぼんやりしてしまうこと。

2002/12/13




脱出

♪このままバスの背中にゆられ どこまでも行けたら 親も友達も仕事も女も みんな捨てて行けたら♪(豊田勇造、走れアルマジロ)
 もう10年以上飛行機に乗っていない。ということは外国へも行ってないということ。そろそろ脱出したい。

2002/12/12




みぞれ

 会場では写真家の吉田ルイ子さんともお会いした。小柄な体にあどけない笑顔。この笑顔があればこそ撮られるほうも安心してファインダーにおさまってくれるのだろう。ただし酒量は半端ではない。しかもしばらく鬱状態だったとのこと。
 人間が好きで信じたいと思う人にとって、世界はますますつらいものになっているのかもしれない。

2002/12/10




ピアノ

 現在の豊田勇造にとってピアノの続木徹の存在は欠かせないものだろう。初めて聴いたのは10年以上も前。彼のピアノが入ったとたん、裸の歌が音楽という衣をまとったような、そんな錯覚をおぼえた。ジャズピアニストなのに繊細な歌心にあふれていてリリカル。歌のイメージが無限に広がっていくさまはスリリングですらある。
 浅川マキ、三上寛、山下洋輔など、かつて日本語のうた(フォーク)とジャズは近しいものだった。いま豊田勇造と続木徹の組み合わせは「うた」の可能性を音楽という地平で花開かせてくれる貴重なデュオだと思う。

2002/12/9




うた

 徹夜続きの眠い体で吉祥寺まで。10月に続いて豊田勇造ライブ。今回も録音のT君が来てくれるので彼の車に乗せてもらう。禁煙中ということで車内環境良好。おまけに運転もスムーズ。
 冷たい雨が降っているというのに会場のMANDALA2は満員の盛況。年齢層は幅広いがそれでもやはり40代、50代が中心。この年代の人たちが再びライブハウスに足を向け始めたということか。
 演奏はいつになく大人のムード。音量も控えめで自然な音作り。声の調子も良く、30年近く前のLP「さあ、もういっぺん」を思い出してしまった。歌とギターのバランス、観客との距離のとり方などにも余裕が感じられた。彼もいよいよ実りの季節をむかえているのかもしれない。

2002/12/8




椿

 椿は種類が多くて、そのうえこの時季は山茶花とも間違えやすいので混乱してしまうのだがこれは侘助(わびすけ)だと思う。ただ花は白一色ではなくところどころに赤い斑点があった。
 鎌倉の散歩は植物までもがいろんなことを語りかけてくるようで楽しい。
 明日から薪窯。

2002/12/5




トンネル

 朝起きてから寒気とくしゃみ。危ない。今日はおとなしくしていることにした。
 写真は昨日の鎌倉。一枚岩をくりぬき、さらに建物の一部として利用するというたくましさ。ここはいったいどこの国かと思ってしまった。

2002/12/4




メジロ

 午後、鎌倉のギャラリーへ行ったついでに1時間ほど散歩。
 ここは扇ガ谷の海蔵寺。すぐ頭の上で何か動いていると思ったらメジロが柿をつついていた。これほど間近で見られるとは驚き。お寺の境内では野鳥も安心しきっているようで。

2002/12/3




落ち葉焚き

 「♪かきねの かきねの まがりかど たきびだ たきびだ おちばたき♪」
 山の道の落ち葉は量がすごい。濡れると滑るのでちょっと寄せておくとたちまち山になってしまう。邪魔なので燃やしてしまおうとしたら湿気ていてなかなか燃えてくれなかった。明るいうちから始めたのに夜になってもまだくすぶりつづけている。白い煙がもくもくと出て全身を燻されてしまったが匂いは懐かしい。

2002/12/2

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