Abandoned Love

 昨日に続いて今夜もボブ・ディランの隠れた名曲をYouTubeから。
 Abandoned Loveは1976年に発表された「Desire」に収録されるはずだったものがなぜかカットされ、 1985年の「Biograph」でようやく日の目を見た曲。延々と続く循環コードが失恋時の混乱した精神状況を浮かびあがらせて痛々しくも美しい。
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Pastures of Plenty

 冬に逆戻りしたかのような冷たい雨の夜。こんな夜はディランが歌うウディー・ガスリーの「Pastures of Plenty」。
 このテイクは「The Gaslight Tapes」に入っているとのことだけど検索してもこれは入っていない。いったいどこに入っているんだろう。
 ボブ・ディランの自伝によると若かりしころ彼はウディー・ガスリーに心酔しており、ニューヨークに出てきてからは精神病院に入院中のウディーのもとへ何度も通っている。
 ウディー本人の歌はこちら
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高浜原発運転差し止め

 本日、大津地裁で高浜原発3、4号機の運転差し止め仮処分決定。
 強引に再稼動を進めてきた関西電力だけど、社内にも実は内心ほっとしている人がいるんじゃないかな?止めたほうがいいと思いながらも組織の中では自分の意見を表明できないでいる人が。個人より組織優先、といえば聞こえはいいけれども、要するに誰も責任を取りたくないということでもある。これが日本型組織の一番ダメなところだろう。個人が個人として生きてない組織は内側から腐っていく。
 「サマータイムブルース」を含むRCサクセションの「COVERS」は1988年キティレコードから発売された。当初は所属していた東芝EMIから発売される予定だったものが親会社である東芝(原発企業)からのクレームで発売中止になったもの。いきさつはこちら
 あれから28年。いまや東芝は不正会計と原子力事業の不振で会社消滅の危機にある。栄枯盛衰、驕れるもの久しからず。