おかげさまで好評をいただいているコーヒーカップセット。リクエストに応じて把手のカラーバリエーションも作ってみた。
カテゴリー: 陶芸
STEPS
ずいぶん以前に作っていた三角ピラミッドに階段のシリーズ。今回の大整理でもどうしても捨てきれずこうして生き残った。高さは30センチほど。粘土の塊から削り出しているのでずっしり重い。できればシリーズごとコレクションしてくれる奇特な人はいないものだろうか。
初日
無事に個展初日を迎えることができた。この夏の苛烈な日々を思えばよくここまでたどり着けたと思う。
今回は残念ながら案内状を出す余裕まではなくギャラリーの尽力とwebでのお知らせだけに頼っています。申し訳ありません。明日からは会場風景などを掲載予定です。
搬入終了
台風一過の澄み切った秋空。ただ気温は高かったのでTシャツに短パンで搬入作業。今回は新作があまり作れなかったので旧作がほとんど。でもそれぞれ思い出深い作品ばかりなので感慨もある。丹沢美術館で9月24日(日)まで。こちら
産業廃棄物2
今回のがれき処理。まだ請求書は来てないけどおそらく20万近くになるのではなかろうか。設備を整え、最高の材料を仕入れ、世界一高い燃料費(電気代)を払い、B級品以下のガラクタを処分するのにさらにこれだけの費用がかかる。この国の製造業が滅びるのも無理はない。
産業廃棄物
作品か、もしくはゴミか。その境界線は曖昧だけれどもいったんゴミと判断されたものの行末は現代日本においては非常に厄介だ。
今回仕事場の整理をしてみたら大量の陶器瓦礫が出た。個展などに出品できるのは例えて言えば氷山の水面上に見えているほんの一部なのであってその下には日の目を見ない大量の試作や失敗作が埋もれている。それらが積もり積もって瓦礫の山ができるわけだけど、さてその処分が難しい。
家庭から出る少量の陶器の破片なら燃えないゴミとして出せるけど、これだけの量になると産業廃棄物扱いになって行政では引き受けてくれない。で、どうするかというと産廃業者に処理を依頼することになる。こんなことは初めてなので見当がつかないけど処理費用も相当な額になりそう。
粉引
訳あって先々週から仕事場の大整理を始めている。一人では全然進まなかったけど昨日は若い助っ人が三人も来てくれて大前進。成果が目に見える形で現れるというのはやはり気持ちがいい。あらためて人間の力ってすごいと思いましたわ。感謝!
そんなあわただしい中で黒土に白化粧を施した粉引を焼いてみた。おそらく数十年ぶりになるか。懐かしいな。土もの陶器を手掛けると気持ちまで穏やかになってくるような気がする。
そら豆
今が旬のそら豆。新鮮なので皮ごと食べられる。器は新作の足付き鉢。ちょっと呉須の青が濃すぎた。
最終日
春の個展終了。御来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。
コーヒーカップ
ほぼ定番化してきたコーヒーカップセット。手取りの軽さ、飲み口の反りと薄さ、取っ手の軽さ、白の透明感、そして配色。それぞれ限界まで追い込んでようやくこの姿に落ち着いた。
一輪花入れ
両手のひらにすっぽり納まる大きさの花入れ。高さ10cmほど。
白磁合子(ごうす)
屋根形のふたもの。安らぎの家のイメージ。径8.5cm 高さ11.5cm
白磁台鉢
李朝期の陶工先達への敬意を込めて。径15.5cm 高さ7.5cm
南天桐
純白の石をくり抜いたような白磁の器に南天桐を入れてみた。伸びだした若葉の緑がつや消しの白磁の肌に良く似合う。
白磁花生
安定感のある大木の幹をイメージした花器。高さ約22cm。
アイリス
花をまっすぐ直立させることのできるtamaishi花器。アヤメ科の花にも良く似合う。
白磁立鼓花生
これも古典的な鼓を立てた形の立鼓(りゅうご、りゅうこ)花生け。高さは約31センチ。
白磁双耳花生
古典的な耳付き花器も作ってみた。細身のシルエットは先月に見たルシー・リー作品集のイメージにちょっと引っ張られたかも。高さ30センチほど。
初日
tamaishiの花器にアヤメ(アイリス)を垂直に立ててセッティングしてみた。光琳の燕子花図屏風をちょっとだけ意識したかな。生花の扱いには慣れてないので花が開いてくれるか不安だったけど一晩でこれだけ開花。今回も植物パワーに助けられてる。