魚は頭から

 自分が生まれ育ったこの国がここまで無残に愚かしく落ちぶれていくのを見るのは辛い。
 官庁の中の官庁とまで言われてきた財務省で公文書の書き換えが明らかになった。さらにはそれを国土交通省も知っていたことも。そしてさらになんと会計検査院までもがとっくに気づいていながら今日まで何もしなかったことも判明。
 国は言葉で成り立っている。極端なことを言えば国は言葉で人を殺すことさえできる。たとえば死刑判決。国の言葉はそれだけの重みを持つ。その言葉を役人が官庁挙げて改竄、偽造するなんて。改竄個所を見ればそれが何のための誰のための改竄だったのかは明らかだ。魚は頭から腐っていく。まだ間に合うだろうか。

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